現代作家ガイド<br> マーガレット・アトウッド

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現代作家ガイド
マーガレット・アトウッド

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  • サイズ A5判/ページ数 381,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779113567
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

カナダを代表するストーリーテラー、マーガレット・アトウッドを味わいつくすために、必読のパーフェクトガイドブック!

カナダ国内はもとより国際的に高い評価を得ているアトウッド(1939-)。
2000年にブッカー賞を受賞し、日本でも多くの作品が翻訳され、魅力的なストーリーテリングで読者を惹きつけている。
彼女の物語は、一見シンプルなスタイルをとっているが、膨大な古典の知識をもとに、選びぬかれた言葉と多層的意味を含む複雑な構造となっており、謎解きが散りばめられている。
長編全作品・短編・批評・詩の解説、インタビュー、作家経歴、キーコンセプトの数々から、その魔術的物語の全貌を検証する。

日本の読者の皆様へ

I アトウッド・ワールドのサーチライト
  解釈空間におけるアトウッド~解体/再構築
  脱中心の奇妙な物語~カナダという文脈
  物語も人間も複数で
  サークルを破ってウィルダネス(荒野)へ!
  包み紙を捨てよう
  変身のシナリオ~おとぎ話と継母
  サバイバル~生みつづけること
  新しい自伝~ポストコロニアリズムとフェミニズム
  作家を取り巻く環境~トロント大学とノースロップ・フライ
  一面だけの現実~リアリズムの問題
  毒/薬の作り方と利用法
  契約はキャンセルにして~ジャンル
  パロディ~パリンプセスト
  発話行為~視点の問題
  脱皮する蛇のように~メタフィクション
  気がつけば同居人(吸血鬼)
   敵は内部にあり~越境者であること
  カナダのレンズを通した辺境のゴシック
  語りつづけるシェへラザード
  絞首刑執行人(ハングマン)と結婚しよう!
  声を聴くこと
  自分との不一致~過去の解釈から立ち上る「わたし」
  触れるという魔術~感情の領域
  犠牲者の物語はエコシステムのなか~死につつあるウィルダネス
  共同体と自我の消失点
  過去との交渉

II インタビュー
  インタビュー1 作品と現実との接点 [聞き手]本書執筆者一同
  インタビュー2 未来へのまなざし [聞き手]本書執筆者一同
  インタビュー3 ライフ・アフター・マン……SFと科学 [聞き手]エリナ・ケイス/マギー・マクドナルド

III 作家経歴

IV アトウッドを読むためのキーコンセプト
  I パワー・ポリティクス
    パワー・ポリティクス(力の政治学)/サークル・ゲーム
    ダブル(ツウィン/二重人格/双子)/カニバリズム
    身体/暴力/いじめ/トラウマ(心的損傷)
    ラプンツェル症候群/母と娘/コスチューム

  II 「語り」のアート&フレイム
   「語り」/「物語」/神話・おとぎ話 /記憶/自伝/歴史
   パリンプセスト/メタフィクション/キルト/ゴシック・ロマンス/鏡

  III 背景・思想
   カナダ/ポストコロニアリズム(ポスト植民地主義)/フェミニズム
   サバイバル/ニュー・サイエンス/文明批判/自然/ウィルダネス(荒野)
   ウェンディゴ(人食い巨人)/シャーマニズム/ポストモダニズム

V-1 アトウッドの作品を読む
  『食べられる女』~「拒食」という名の自己表現
  『浮かびあがる』~〈はだか〉になった巫女
  『レディ・オラクル』~〈アンチ・ゴシック〉という名のパロディ
  『ライフ・ビフォア・マン』~遠い場の記憶
  『ボディリー・ハーム』~記憶の呪縛から脱出するラプンツェル
  『侍女の物語』~「わたしだけの部屋」のハンドメイド
  映画『侍女の物語』~昼の世界/夜の待合室
  『キャッツ・アイ』~記憶の中のブラックホール
  『寝盗る女』~未来へひらく解体新書
  『またの名をグレイス』~深紅のシャクヤクが語る歴史物語
  『昏き目の暗殺者』~螺旋状に立ち昇る「物語」の力
  『オリックスとクレイク』~新人類からの問いかけ
  『ぺネロピアド』~なぜ女中たちはつるし首にされたのか

V-2 アトウッドの作品を読む
【短編(ショート・フィクション)集】
  『ダンシング・ガールズ』~「異なるもの」とどう向き合うか
  『青ひげの卵』~「語り」の実験室
  『闇の殺人ゲーム』~テクストの殺人
  『ウィルダネス・ティップス』~現代カナダの人間模様
  『モラルの混乱』~20世紀の家族のアルバム

【アトウッドの詩について】

【ノンフィクション】
  『サバィバル――現代カナダ文学入門』
  『奇妙なこと――カナダ文学における悪意にみちた北部』
  『死者と対話して――書くということに関する作家の一家言』
  『第二の言葉』および『動く標的』

▼コラム▼
アトウッド・ペイパーズ/アトウッドの絵と本/
オペラ『侍女の物語』の夕べ/トリックスターとは?
アトウッドの童話/アトウッドと生物学史家ダナ・ハラウェイ

▼ビブリオグラフィ▼

「書くということは、ごく普通のいとなみです――
ひとはいつも自分の人生の物語を、語りつづけているのです
そして書くということは、魔術でもあります――
たった今、あなたにこうして話しているのは、
遠いところにいるわたし、なのですから……」
(マーガレット・アトウッド)


■アトウッドが描いたイラスト、カラー口絵付。

内容説明

カナダ国内はもとより国際的に高い評価を得ているアトウッド(1939~)。2000年にブッカー賞を受賞し、日本でも多くの作品が翻訳され、魅力的なストーリーテリングで読者を惹きつけている。彼女の物語は、一見シンプルなスタイルをとっているが、膨大な古典の知識をもとに、選びぬかれた言葉と多層的意味を含む複雑な構造となっており、謎解きが散りばめられている。長編全作品・短編・批評・詩の解説、インタビュー、作家経歴、キーコンセプトの数々から、その魔術的物語の全貌を検証。アトウッドを味わいつくすために必読のパーフェクトガイドブック。

目次

1 アトウッド・ワールドのサーチライト(解釈空間におけるアトウッド―解体/再構築;脱中心の奇妙な物語―カナダという文脈 ほか)
2 インタビュー(マーガレット・アトウッドにインタビューして;インタビュー1 作品と現実との接点 ほか)
3 作家経歴(グラマー&ファッション・ページ)
4 アトウッドを読むためのキーコンセプト(パワー・ポリティクス;「語り」のアート&フレイム ほか)
5‐1 アトウッドの作品を読む(『食べられる女』―「拒食」という名の自己表現;『浮かびあがる』―“はだか”になった巫女 ほか)
5‐2 アトウッドの作品を読む(短編(ショート・フィクション)集
アトウッドの詩について ほか)

著者等紹介

伊藤節[イトウセツ]
津田塾大学大学院博士課程満期退学。現在、東京家政大学教養部教授

岡村直美[オカムラナオミ]
津田塾大学大学院修士課程修了。現在、和洋女子大学人文学群言語・文学系教授

窪田憲子[クボタノリコ]
津田塾大学大学院博士課程満期退学。現在、都留文科大学文学部教授

鷲見八重子[スミヤエコ]
津田塾大学大学院修士課程修了。現在、和洋女子大学人文学群言語・文学系教授

宮澤邦子[ミヤザワクニコ]
東京都立大学大学院修士課程修了。元常磐大学人間科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あきら

0
海外文学を中学の一時期しか読んでなかった上にカナダの作家なので、近年の侍女の物語の映画化まで存在を知らなかった。子どもの頃やることがないから本を読みまくっていた、科学にも深く関心がある作家で自分と関心が似てるのでいくつか読んでみたい。アトウッドは凄まじく優秀な人なので理解できるかはわからないけど…2023/02/25

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