出版社内容情報
1845年の春に書かれた叙事詩三部作の第一作目の小品。十韻脚四六調の最も純粋な民族叙事詩的韻律で一貫された文体で、純粋な形而上学的問題として、宗教的、哲学的に、宇宙の創造を論じ、人間の堕落と救済を描いた作品。
内容説明
人間はなぜ天から堕ちたのか。なぜこの地上で、苦しみの日々を送らねばならないのか。その謎を解くために詩人は魂に導かれ、宇宙へ、天国へと旅立つ。水晶の岸辺に神の御使の出迎えを受けた詩人は、天上の原と神の御座の偉観に心を奪われる。勧められるままに「記憶の泉」の水を飲む。そこで詩人のみたものは…。
著者等紹介
ペトロビッチ=ニェゴシュ,ペタル二世[ペトロビッチニェゴシュ,ペタルニセイ][Petrovi´c Njegos,Petar 2]
1813‐1851。モンテネグロの詩人
田中一生[タナカカズオ]
1935年、北海道美唄市生。1960年、早稲田大学第一文学部露西亜文学科卒業。1962‐67年、ベオグラード大学留学。2006年、勲二等ブーク・カラジッチ章受勲。2007年、東京没
山崎洋[ヤマサキヒロシ]
1941年、東京生。1963年、慶応義塾大学経済学部卒業。1970年、ベオグラード大学法学部修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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