出版社内容情報
江戸時代の小咄本から艶笑噺だけを網羅集成。復刻本では自主規制のため一部しか見られなかった「原画(わ印)」を復活。画文一致の粋を味わう。江戸初期流行の「衆道(男色)」趣味から後期の「女道」好みへの嗜好の変遷もよく分かる。
内容説明
昔も今も変わらぬことは、日々の「性事」を笑いに変えて、浮き世の憂さを忘れること。古典文学の「いき」がここにある。厳選、本邦初公開図版収録。
目次
醒睡笑(元和九年序・一六一三)
戯言養気集(元和年間・一六一五~二三)
きのふはけふの物語(寛永年間・一六二四~四三)
私可多咄(万治二年序・一六五九)
宇喜蔵主古今噺揃(延宝六年・一六七八)
当世軽口/にがわらひ咄揃(延宝七年・一六七九)
囃物語(延宝八年・一六八〇)
当世咄揃/軽口大笑(延宝八年・一六八〇)
新撰咄揃/当世口まね笑(延宝九年・一六八一)
談林利口雀(天和二年・一六八二)〔ほか〕
著者等紹介
宮尾與男[ミヤオヨシオ]
1948年東京生まれ。日本大学大学院文学研究科博士課程修了。近世文学、近世文化、近世芸能、近世美術専攻。日本文学研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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