出版社内容情報
小説とはなにか、生きるとはなにか…今日の家庭崩壊のなかにサヴァイヴァルする人生を描く小島文学! 脳科学者茂木健一郎、作家保坂和志、評論家坪内祐三らによって新たに惚れ直されるその魅力を第一人者が解き明かす作品論!
内容説明
小説とはなにか、生きるとはなにか…今日の家庭崩壊のなかにサヴァイヴァルする人生を描く小島文学!脳科学者・茂木健一郎、作家・保坂和志、評論家・坪内祐三らによって新たに惚れ直される小説家小島信夫、その魅力を第一人者が解き明かす。
目次
一瞬前の過去―初期小品
優しさという方法―初期短編
笑いと階級と―「アメリカン・スクール」への短い旅
最後の性―『抱擁家族』1
階段でこける神について―『抱擁家族』2
姦通という再生―『別れる理由』1
歩み出た者の光景―『別れる理由』2
ファルスの複層―『別れる理由』3
匂いの迷路―『女流』を読む
返事のない手紙―『菅野満子の手紙』、『女流』の続編として〔ほか〕
著者等紹介
千石英世[センゴクヒデヨ]
1949年、大阪府生まれ。文芸評論家、立教大学文学部教授。1983年「ファルスの複層―小島信夫論」で第26回群像新人賞(評論部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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