出版社内容情報
クラウゼヴィッツ兵学を擁護してきた中村丈夫の軍事論稿より43点を厳選し、歴史・現代篇、海軍兵学、日本内戦史、反軍闘争論、軍事情勢分析に分類、軍事の原点を問い直す。
内容説明
今、政治から軍事を説き起こすクラウゼヴィッツ擁護の書!海軍士官時代、共産党員時代、そして新左翼時代を貫いて培われたマルクス主義的軍事の全蓄積を、いま21世紀へ向けて解き放つ。
目次
第1章 近代軍事思想の形成とクラウゼヴィッツ
第2章 クラウゼヴィッツと近代軍事学の論点
第3章 日本内戦史と国民的な軍事問題
第4章 戦争、軍事に関わる法理と人権
第5章 現代における軍事情勢、軍事問題
補論1 小山広義兵学の遺産
補論2 現代革命と軍事問題