内容説明
多彩な論考33篇が映し出すイギリス文学・文化の諸相。
目次
序にかえて―読書する女性の表象
シャーロット・スミスの『亡命者』―フランス革命論争の一テクスト
ジョーゼフ・アディスンのバラッド論―「国民文化」への指向
サラ・コールリッジの『ファンタスミオン』における光と影
クリスティーナ・ロセッティの『ゴブリン・マーケット』における「庭」
T.S.エリオットとアーサー・シモンズ
一六世紀英国における大陸のエンブレムの受容―ジェフリー・ホイットニーの借用したジョルジェット・ド・モントネのエンブレム
ミッシング・リンクを求めて―『終わりよければすべてよし』に見る道化の変容
オランダ・シェイクスピア劇―渡来・翻訳・改作
イギリス文学のユーモアの伝統に見るユーモリスト・オースティン〔ほか〕
著者等紹介
出渕敬子[イズブチケイコ]
1937年、東京に生まれる。1961年日本女子大学文学部英文学科卒業。1965年東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻修士課程修了。1968年コロンビア大学大学院英語英文学・比較文学専攻修士課程修了。1970年東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻博士課程満期退学。桐朋学園大学音楽学部を経て、1972年日本女子大学英文学科専任講師、1976年同助教授、1984年同教授。1980年度および1993年度、2003年(後期)ケンブリッジ大学で研修。専攻はイギリス小説、特にジェイン・オースティン、サミュエル・リチャードスン、ヴァージニア・ウルフなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ケイ