出版社内容情報
哲学者は言葉にのって思考の宇宙を旅する……詩人は心を晒し言葉で人や自然と結ばれる……。10年にわたるロレンス文学を考察する過程で紡いだ119編!
「本詩集は、私が10年ほど前から書き始めた詩のなかから119編を選び、春、夏、秋、冬、そして、無季というように章立てにして編集したものです。これらの詩は一つ一つが独立していて、書かれた時期もそれぞれ違いますが、ほぼ、私が暮らす土地の自然の移り変わりに合うように並べました。 この詩を書いていた10年は、私がイギリスの小説家・詩人であるD.H.ロレンスの研究書を執筆していた時期に重なります。精神分析や哲学の勉強を進めながら、それを用いてロレンスの文学を考察するという過程のなかで、詩を書くことが私にとっての精神的な自由になっていたように思えます。…」(「あとがき」より)
内容説明
哲学者は言葉にのって思考の宇宙を旅する…詩人は心を晒し言葉で人や自然と結ばれる…ロレンス文学を考察する過程で紡いだ119編。
目次
第1章 春
第2章 夏
第3章 秋
第4章 冬
第5章 無季
著者等紹介
野口ゆり子[ノグチユリコ]
1953年東京都墨田区生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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