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内容説明
これまで私たちはエネルギー獲得に執着し、繁栄を求め続けてきた。その結果、環境破壊や経済不安など多くの問題を起こした。今求められているのは、自然の循環システムに学び、人間の生活・技術のシステム全体を組み替えるという価値観の大転換だ。生命科学的な視点から日本が直面する諸問題の解決への道筋を示した良書。
目次
第1章 人間はエネルギーを食べて生きている(エネルギー収奪の欲望;活性化エネルギーの力)
第2章 生物の歩みはぜんぶエネルギー問題(人類の歴史とエネルギー収奪;ツールとエネルギー;戦争とエネルギー)
第3章 不幸せを生むシステムのカラクリ(原発事故は必ず繰り返される;明暗を分けるシステム;国を滅ぼす無責任なシステム;学習システムの欠陥)
第4章 エネルギーの流れを読む(政治―エネルギーのバランス;外交―エネルギー獲得の駆け引き;経済―エネルギーのパイプ;国際社会―エネルギーの分配;家族とコミュニティ―エネルギーの基盤)
第5章 幸せを呼ぶエネルギー革命(感動体験を増やし思い出として残そう;幸せになるために)
著者等紹介
三浦国男[ミウラクニオ]
1945年、東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了、理学博士。早稲田実業高等学校を経て浦和ルーテル学院小・中・高等学校で理科、生物学、情報科などを教える。生命科学の探究で身につけたシステム思考を用い、教科の枠にとらわれないさまざまな分野のシステムを繋げての多面的な教育を心がける。2010年退職後は、人の行動と社会システムをエネルギーの観点で繋げて俯瞰し、人がどのように生かされているかにとりわけ着目している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。