内容説明
エンディングは、最高の歌で終わりたい。歌う喜びを思い出させてくれた妻が、自分より先に逝ってしまった。これからひとりでどうやって、人生の総仕上げをすればよいのか?「有終の美」とは何かを問いかけるエッセイ。
目次
第1章 ヰタ・ムジカーリス―わが音楽的生い立ちの記
第2章 音楽を忘れて耳鼻咽喉科医となる
第3章 「そうだ、歌だ!ドイツリートだ!」
第4章 還暦の医師、リサイタルを開く
第5章 それぞれの闘病と別れ
第6章 発声法の考察とファイナル・リサイタル
著者等紹介
二木隆[フタキタカシ]
1938(昭和13)年長野県下諏訪町生まれ。諏訪清陵高校卒業後、1959(昭和34)年京都大学医学部進学課程入学。1965(昭和40)年京都大学医学部卒業。1975(昭和50)年、「メニエール病」で医学博士号取得。1977(昭和52)年国立京都病院耳鼻咽喉科医長として「めまいセンター」新設。1980(昭和55)年東京大学医学部耳鼻咽喉科外来医長・講師として招聘され、1986(昭和61)年同筆頭講師となる。1990(平成2)年東京都内に二木耳鼻咽喉科医院・めまいクリニックを開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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