内容説明
1945年、終戦を平壌で迎えた11歳の洋子。混乱する外地で唯一心を交わすことができたのは、ソ連の青年兵だった。日本への苦難の帰国を描いた表題作はじめ、戦争で翻弄された家族の連作短編小説。
著者等紹介
今村方好子[イマムラカヨコ]
1934年、朝鮮平壌府本町に生まれる。1946年、日本に引き揚げ後に、平壌の山手小学校から松山市立道後小学校に転入。1955年、愛知県立女子短期大学英文科卒業。「全作家協会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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