内容説明
私を縛るルールじゃなかったんだ!青春ストーリーでわかる憲法。高校駅伝の女子部員が憲法と出合い、仲間と全国大会を目指す物語。
目次
第1区 個性豊かな女子陸上部の面々―自由権・「個人の尊重」(個性を認められたい!;青少年に自由はない? ほか)
第2区 ちょっとした番狂わせ―社会権・生存権(がんばった人が報われない?;リストラにあったらどうするの? ほか)
第3区 明かされなかった陸上部の苦い過去―人身の自由・えん罪(どうして悪い人の言うことを信じるの?;先輩が万引き犯!? ほか)
第4区 より速く走るためのチームワーク―地方自治(かつての選択―原発のある町で;もっとちゃんと考えるべきだった ほか)
第5区 都大路へつながれた襷―民主主義・立憲主義(襷は私たちを縛るもの?;やっと全員参加の民主主義だ! ほか)
著者等紹介
伊藤真[イトウマコト]
1958年生まれ。伊藤塾塾長・弁護士・法学館法律事務所所長・法学館憲法研究所所長。伊藤塾塾長として市民のために働く法律家などの育成にあたりながら、日本国憲法の伝道師として講演・執筆活動を精力的に展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
6
憲法の条文に書かれていることは,あくまでも心だけである.それを読んだだけでは,具体的にどうすればいいのかは書いていない.しかし,そこに流れている心は,生きていく上で決して失ってはいけないことである.2012/06/15
むっちょむ
2
分かりやすかった。 憲法をわかりやすくってことでの、ストーリーが、ちと。。 学生の文化祭をみてるような、気恥ずかしさたいうか、一昔前の「中学生日記」を見てるような、気持ちにはなりましたが、わかりやすくて良かったかな。2019/03/18
tellme0112
2
「もしドラ」の憲法×陸上部版?憲法の分かりやすい解説本と思えば楽しく読めます。ご都合主義でうまく話がまとまろうとも。差別禁止のテーマで、同性愛のカミングアウトがあった。そ、そ、そんな軽くていいのか!!!!と叫びたくなった。作者に替わって、「ありがとう。よく打ち明けてくれたね、辛かっただろうねえ」と心のなかで思った。伊藤真さん、講演も聞いたことあるし、他の本も読んでいるけど、同性愛の子が読むには軽すぎだと気になった。2012/12/13
Miki Shimizu
1
ほんわかした駅伝女子高生がおじいちゃんがくれた憲法の本と周りの人との会話を通して色んなことを考える本。ストーリーになってるから、難しい憲法も優しく読めるかも。2014/06/05
ヨッシー
1
ある女子高生の日常生活を通じてその出来事に関連した憲法を紹介していく内容。読みやすいストーリーなので憲法の堅いイメージをほぐしてくれ、初めて憲法に触れるにはピッタリです。2012/12/08