内容説明
明智光秀と織田信長との因縁には、浅からぬものがあった。信長の正室にして斎藤道三の娘である帰蝶と光秀はいとこであったのだ。だが、二人の生涯には、大きな隔たりがあった。美濃・土岐氏の支流に生まれた光秀は斎藤道三に仕えたが主家が滅び、辛酸をなめながら主君を転々とする。かたや信長は尾張の戦国大名家に生まれ、うつけ者といわれるものの武将の誉れをほしいままにする。光秀の紆余曲折を経た人生と、信長の栄光の軌跡が戦乱の世に交錯する…。戦国の光と影を斬新な視点で描く歴史小説。
著者等紹介
杉浦八浪[スギウラハチロウ]
1948年愛知県半田市生まれ。愛知県立大学II部(夜間部)外国語学部英米学科中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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