内容説明
「やあ、いらっしゃい。今日は、どんな夢がほしいのかな?」―人間の子どもが見た夢を集め、その夢で森の動物たちを幸せにするふくろうの物語。
著者等紹介
久留島武彦[クルシマタケヒコ]
1874年6月19日大分県玖珠郡森町(現・玖珠町)に生まれる。1887年大分中学(現・大分県立大分上野丘高等学校)に入学。1890年関西学院へ転校。1893年神戸美以教会の日曜学校校長になる。1894年近衛師団入隊。1895年日清戦争に従軍。戦地から「尾上新兵衛」の筆名で投稿した作品が雑誌『少年世界』(博文館)に連載される。1906年「お伽倶楽部」を設立し、口演童話活動を本格的に開始。1911年雑誌『お伽倶楽部』を創刊
遠山繁年[トオヤマシゲトシ]
1953年長野県生まれ。パリ国立美術学校でリトグラフを研究し、油絵、水彩、版画で創作活動を続けている。『永訣の朝』(偕成社)で第44回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雨巫女。@新潮部
8
《図書館》夢って商売していいのかな!2012/05/15
頼ちゃん
6
こういう素朴というか、昔ながらのお話いいなあ。2021/11/17
遠い日
6
人間の子どもの夢を集めて、森の動物たちにそれを売るふくろう。夢を求める動物たちの現実がけっこうシビアなだけに、やさしい夢で、心地よく眠れるようにと願わずにいられない。 夢だってきれいごとばかりじゃないのも、いい。やさしいお話だけれど、甘いだけではないところに、作者久留島の生きた時代を感じる。 2012/09/05
sachiyo🐮牛乳
5
教科書紹介本。 人間のこどもの見た夢を集めていろいろな動物のお客様に売るふくろう。 人間にとっては怖い夢も、動物にはうれしい夢だったりおもしろい。 「夜をあるく」「よあけ」「よるくま」など、夜の本といっしょに紹介。2023/05/24
おはなし会 芽ぶっく
5
教育出版国語 2年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】2021/05/23