内容説明
1989年、国際連合は死刑制度廃止の国際条約を採択。他国との関係性を考慮した上で、日本はその条約に調印した。だが、残虐な殺人事件、犯罪が横行する中、国は秘密裏に犯罪者を自殺に見せかけて殺す集団をつくりあげる。組織の中で「死刑囚」を追う伊佐薙真琴とその死を看取る安際那美。偶然出会った二人は、神聖な殺人者としての役割に疑問を持ち始め、心のままに生きることを誓うが―。
著者等紹介
長崎裕介[ナガサキユウスケ]
1982年生まれ。法政大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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