目次
第1章 逆風満帆―「お前の目に賭けた」
第2章 一心不乱―僕はなぜ介護の世界に飛び込んだのか
第3章 社難襲来―施設存続の危機
第4章 至弱至強―バッシングに耐え全国制覇へ
第5章 喜怒哀楽―介護とフランチャイズ展開
第6章 座右の銘―時代を生き抜く企業マインドとは
第7章 海外進出―介護の未来とポテンシャル
第8章 対談 藤田英明(株式会社日本介護福祉グループ代表取締役会長)VS石川和男(社会保障経済研究所代表、元経済産業省官僚)
著者等紹介
藤田英明[フジタヒデアキ]
社会問題をイノベーティブな事業で解決する社会的企業家。1975年11月生まれ。明治学院大学社会学部卒業。1998年から社会福祉施設の現場介護業務、相談員業務、管理運営業務、経営等に従事。2004年に夜間対応型の小規模デイサービス(通所介護)を行う施設を埼玉県で開設し、起業。認知症ケアの不整備、社会的入院の長期化、家族の介護負担増大、介護従事者の給与水準低位推移、景気低迷による低所得化、国家財源の枯渇等の問題を解決するために、2007年から夜間対応型の小規模デイサービス(通所介護)を「茶話本舗」というブランドでフランチャイズ化し全国展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Akira Kumoi
2
お目にかかったことはありませんが、そのお名前はあちらこちらで目にし耳にしていました。生い立ちから起業、数々の困難を乗り切って未来へ向けて疾走する彼の哲学がよくわかりました。巻末の対談は話がイマイチ噛み合わず、蛇足だった気もします。2015/08/01
脳疣沼
1
社会保障関連(しかも介護)の本で、こんなスタイリッシュなカバーの本は珍しい。 どの業界にもすげー人はいるんだなあと感心した。いやはや、本当にすごい活力だ。こういう人がいれば、日本は高齢化時代を乗り越えられそうだ。2017/04/10
Sanchai
0
この本は表紙の装丁で相当な損をしていると思う。民家を活用した通所型デイケアと夜間ケアサービスを組み合わせた介護フランチャイズというビジネスモデルを構築し、またたく間に店舗数を拡げた社会企業家のこれまでの経過とその持論について書かれている。「座右の銘」とかはちょっとくどいが、前半のヒストリーの部分はものすごく有用で、面白かった。アジア展開まで視野に入れているスケールの大きさにも好感。いかにも幻冬舎が好きそうな著者の経歴。2012/11/29