内容説明
日常にふっと聞こえてくる、何気ない旋律に耳を澄ます。それは例えば、昔流行ったラブソング。聞きなれた音色は、荒れた心をやわらかく包み込み、封印していた思いをそっと呼び覚ます。歳月は、悔恨さえも甘い思い出に変えるのか。変わらない愛がまだそこにはあった。そんなメランコリックな大人の恋模様から、シニカルな人生哲学、そして茶目っけたっぷりなスイーツの歌まで、心に開いたいろんな小さな穴を次々と覗き込むような、不思議な魅力にあふれた40篇の詩集。
目次
ヘッドライト
道
カーネーション
春の季節
キックス
イマジンが好き
神
ドーナッツの歌(ドレミの歌)
記念写真
科学〔ほか〕
著者等紹介
高遠晃一[タカトウコウイチ]
1951年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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