内容説明
戦中から現代まで日本全国津々浦々を渡り歩いた男の一代風俗記!男の遊びと女の姿、そのすべてを記した日本男児への『遺言』。
目次
性の目覚め
初体験?
九死に一生を得て
赤線区域と遊郭
売春防止法が施行されて
ストリップショー
温泉地の風俗
トルコ風呂・ソープランドの変遷
ピンクサロン・キャバクラ
パンマとホテトル
ファッションヘルスが定着
デリバリーヘルス
ヌード撮影
風俗の虫、海外に行く
官能文学
著者等紹介
松木たかし[マツキタカシ]
大正15年、朝鮮慶尚北道金泉で生まれる。旧満洲で育ち、建国大学前期3年修了。3年余のシベリア抑留に耐え、昭和23年10月復員。昭和25年、警察官を拝命。刑事畑を歩み、昭和58年勇退。昭和57年、文芸春秋臨時増刊『シベリア強制収容所』に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
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小学三年生の時、六年生の少女に誘われ、誰もいない自宅に行く。あそこに触っていいわよと「てほどき」を受けたのがきっかけで、性に目覚めてしまった。童貞のまま少年期を過ごす。軍人時代に「売春宿」に行くものの、「挿入」のないまま射精…。シベリア抑留から帰り、もっぱら金沢での警官人生。地元はむろんのこと、研修などで東京などに出かけたりするとストリップや風俗店へ。また定年後は全国各地の風俗めぐり。妻はもちろんいたが、「商売女」なら…許容されてのこと。トルコ、ヌード劇場やらさまざま。妻が死んでからはデリヘルも堪能…。2017/09/18
やましょう
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大正生まれ満州育ちの著者が、遊郭や慰安婦の時代から、現在まで自分が経験した風俗体験を赤裸々に描く。日本の風俗史としても凄く面白いが、80歳を過ぎてもなお、デリヘルを呼んで、キチンと発射する絶倫っぷりは尊敬の一言。やるなスケベ爺。 2015/10/05
asura_kojima
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たまには、こうした軽い読み物も良いかな・・・ この方面に疎いこともありますが、元警察官の著者の若さに脱帽。 2012/07/07
たねうま
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妻がいないくなり、寂しいといって、デリヘルい電話をかけたというエロ親父、もとい著者。しかし、定年まで勤め上げた警察官なのである。 まだソープがなく、青線、赤線だった時代から現代のデリヘル、ピンサロまでを実際に経験して、書いているので、とてもおもしろい。 温泉旅館に何十ものストリップ劇場とちょんの間がひしめき合っていた時代なんて、考えられん。昭和にロマンを感じてしまう一冊だった2011/08/14
弥陀
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元警察官のおじさんが書いたエロ体験回想本、読み応えがあった2020/05/31