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毛利輝元―傾国の烙印を押された男

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  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779006333
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

偉大な祖父と英明な二人の叔父に育てられた毛利輝元。人は輝元を、「世間知らずのボンボン」「暗愚の将」と言う。それは、関ヶ原の戦いにおいて西軍の総大将に祭り上げられて、敗戦の責を問われたにとどまらず、果ては、父祖が築いた百二十万石の所領をわずか三十万石にしてしまったからである。祖父・毛利元就の「天下を望むべからず」という遺訓に従い、平和な暮らしを営もうとした矢先であった。人々にそしられながらも、ひたすらに一族の安泰を願い、家を守り抜いたひとりの戦国大名の真摯な姿を描いた歴史小説。

著者等紹介

池田平太郎[イケダヘイタロウ]
昭和36(1961)年、福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)に生まれる。家業は代々大工の棟梁であり、自身も、大学卒業後、家業である建設・不動産業に従事、現在に至る。宅地建物取引主任者、一般建築施工管理士、二級建築士、二級建設業経理士などの資格を数種保有(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風花 kazahana

7
織田信長 豊臣秀吉 徳川家康と共に生きた毛利輝元。父が早世したため、祖父の元就に厳しく育てられ 祖父亡きあとは小早川隆景、吉川元春の両川の叔父と共に毛利家を守る為奮闘した。家を守る為に尽くしたのに 最後に毛利本家が無くなったことから傾国の烙印を押されたという。しかし家の為耐え抜いた生涯に本当にお疲れ様でした。という言葉を送りたい。余談だが 馬鹿な私の独り言。長州って山口県だったのね!今更で本当にお恥ずかしい。そして毛利家が治めた長州が幕末を経て故安倍元首相に繋がっていったことを知ったのでした!2023/09/13

いっぺい

4
傾国の烙印を押された男という言葉に惹かれて購入。輝元の苦悩や苦衷が伝わる一冊。2011/09/29

Takahiro Terui

3
長時間の飛行機での一冊。120万石という尋常ならざる遺産を代襲相続した悲劇。天寿を全うするという、誰しもに平等に与えられるべき権利が不可的効力によって曖昧極まりない時代に、引き継いだ事自体が評価に値するのではないかと思う。自分の意志とは無関係にある種、暴力的に変化する世の中にあって、耐え忍ぶというのは簡単な事ではない!!歴史評価の暴力性は言葉を発する事が出来ない過去の人物を、結果論のみで断罪してしまう部分に起因する。大衆性といった後世の人気によって功罪を論評するのは危険極まりないと感じさせられる一人が毛利2014/12/01

カルロス

1
偉大な祖父:元就と「両川」とよばれた吉川元春、小早川隆景という叔父2人の影で、「無能」「120万石を食いつぶした男」として有名な毛利輝元の伝記。平和な時代だったら有能な君主として生涯を送れただろうに。なんとも気の毒。2014/09/19

Ryuji

0
★★★★

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