内容説明
重砲兵として出征した6年に及ぶ記録。
目次
第1章 徴兵からシンガポール駐留まで(召集;横須賀重砲兵聯隊 ほか)
第2章 観測兵としてのスマトラでの体験(スマトラへ;パンタラジャまでの行軍 ほか)
第3章 スマトラの生活と現地の人たちとの交流(食糧としての動物たち;友達としての動物たち ほか)
第4章 終戦とシンガポールでの抑留生活(一中隊のシンガポールへの移動;終戦の情報と二中隊の移動 ほか)
第5章 復員とその後の苦労(復員の方法;貯金通帳と軍人恩給 ほか)
著者等紹介
堤寛[ツツミユタカ]
1976年慶應義塾大学医学部卒、1980年同大学院修了。2001年以来、藤田保健衛生大学医学部第一病理学教授。免疫染色を病理診断に導入したパイオニアである。患者さんに顔の見える病理医と、日本の常識・世界の非常識を見直す社会派病理医を目指す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ceskepivo
5
戦時中のシンガポールとスマトラでの日本兵に関するオーラルヒストリー。医者の息子が父親の話を聞いて一冊の本にまとめた。このような個人の体験を次の世代に伝えられることが書籍の強みであろう。 次の点が興味深い。 ・シンガポールでは、チェコスロバキア製の測距機が使われていた。 ・スマトラは果物が豊富で、日本兵は太った。 ・スマトラでは現地住民と良い関係にあり、日本兵は現地人の結婚式に招かれた。 ・終戦後、日本兵はインドネシア独立戦争に参加。1000名に近い日本兵が死亡。2025/02/09
ぱぱりふ
1
読み終えて意外!というのが率直な感想です。 戦争の悲惨さについて語ると言うよりは当時の若い兵士たちの生活や率直な思いに関する記述が面白かった。例えば、大トカゲやネズミを食べていた、というような事実はあまり知られていないだろう。戦地でインドネシアの女性に恋をしてその人の結婚式に呼ばれた、など戦争を知らない世代にとっては当時の人々を身近に感じられるように思う。 また、著者は医師らしく、専門的な視点から当時の兵隊のジャングルでの生活に関する病気についてコメントしている一節もあった。 当時の生活について知りたい人2010/07/27




