内容説明
本書の目的は、経済学の基本的知見を整理したうえで―一部の問題については政治学や行政学の知見に依拠しながら―地方分権の意義を検討し、さらに道州制にかかわる主要論点を冷静に整理してみることにある。
目次
第1章 政府とは何だろうか
第2章 地方分権はなぜ望ましいか
第3章 地方分権に失敗はないか
第4章 国・地方の役割分担をどう考えるか
第5章 道州制論議で何を議論すべきか
第6章 道州制にすると地方は幸せか
著者等紹介
伊藤敏安[イトウトシヤス]
1955年2月、山口県生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業、関西学院大学大学院社会学研究科修士課程修了。社団法人中国地方総合研究センター地域経済研究部長などを経て、2002年11月から広島大学地域経済システム研究センター教授、2003年4月から同センター長。地域経済学、地域産業論専攻。日本地域学会、応用地域学会、公共選択学会、日本計画行政学会、環境経済・政策学会、中四国商経学会に所属。広島県戦略的産業活力活性化研究会会長、中国経済連合会道州制検討部会副主査、中国圏広域地方計画学識者会議委員、広島大学道州制研究会事務局長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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