内容説明
悪魔が棲むという、ギガロッシュの果ての村。そこには天使の名を持つ青年がいた。時は中世。ヨーロッパ内陸部のある場所に、絶壁に囲まれた地があった。誰伝えたとも知れぬ恐怖伝説により、未だ固く遠く外界から閉ざされていた魔境ギガロッシュの果ての村から、類まれな美貌と才覚を備えた青年が一人、未来の扉を開くため外の世界へ赴く。奇跡から奇跡が生まれる。読み出したらとまらない心ふるえるヒューマン・ファンタジー。
著者等紹介
中條てい[チュウジョウテイ]
1956年生まれ。三重県在住。南山大学文学部仏語仏文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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