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出版社内容情報
幕末の立役者の一人坂本龍馬の生まれ故郷には、その功績をたたえて記念館が建てられている。今なお彼を慕うファンがひっきりなしに訪れる、その高知県立坂本龍馬記念館では、龍馬に宛てて入館者が手紙を書ける「拝啓龍馬殿」と銘打たれたそのコーナーがある。平成3年の創立時から平成19年まで、そこに寄せられた手紙は1万2000通を超え、そのうち1500通を選び出して一冊にまとめたものが本書である。差出人はみな、龍馬が生きているかのように思いのたけを語り、悩みを打ち明ける。また、15年前、幼いわが子とともに来館した母親は、現在すでに子供たちは成人したが、早くあなたのように夢をつかみ取ってほしいと龍馬に新たに願いを託す。おそらく龍馬は、彼ら一人ひとりの成長をも温かく見守っているに違いない。龍馬に思いを寄せる人々の織りなす人生模様の数々が胸を打つ一冊。
内容説明
龍馬記念館来館者が龍馬へ送った手紙「拝啓龍馬殿」。総数12,000通の中から1,500通を、それぞれの近況とともに掲載。この手紙には、それぞれ様々な思いがある。答えるのは龍馬一人。寄せてくる波に乗って、吹き抜ける風になって龍馬は答える。これは龍馬が世に送る“心の辞書”だ。