内容説明
日本美術界に潜む裏の顔を、目撃と体験から、その実態に深く鋭く切り込む。理想と現実、真実と虚構の交錯する中で、独自の視点でホンモノとは何かを追求する。美術史としても貴重な1冊。
目次
1 金権がらみの猛運動―日本藝術院
2 文化勲章が泣く作品と人間性
3 公立美術館の作品購入疑惑
4 美術品ブームと瓦解
5 公募団体の特質と斜陽化
追記 美術公募団体の展望
著者等紹介
須賀通泰[スガミチヤス]
1930年、川崎市生まれ。彫刻家。東京美術学校(現・東京藝術大学)卒業後、1952年通産省デザイン研究機関に入所。工業デザイン啓蒙に尽くす。52年、第1回モダンアート協会賞受賞。55年、二科展太郎部屋に出品。その後、二科展評議員、理事を経て2000年に退会する。現代彫刻、工業デザイン、ネパール工芸についての著述がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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