内容説明
「国を守る」という熱い情熱を持って海軍兵学校に入った父。終戦を迎え、自決を図るも果たせなかった父。戦後、公職追放となった父より離婚を選んだ母。父に引き取られた幼き兄弟。日々の生活にさえ貧窮する中、それでも、真っ黒になって遊びまわった少女時代。ここにも、ひとつの昭和がある。
目次
第1章(戦後の生活は;火事で焼けた塩工場;海の河童が陸に ほか)
第2章(両親の離婚後の生活;一年で一番嫌いになった母の日;大金を落とした ほか)
第3章(笑いを忘れたカナリヤ?;亭主操縦法の極意とは;父と講道館 ほか)
父の汚名をすすぐ
著者等紹介
宮本泰子[ミヤモトヤスコ]
昭和19年5月、鳥取県境港市余子村にて誕生する。兄三人、弟一人の四番目の長女。家族は四人、一男一女の母で広島県に居住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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