内容説明
医師一家の末っ子として生まれながら、幼い頃に寺に預けられた一人の男がたどる数奇な運命。やがて男は、自分を捨てた医師一家への復讐を企てる。それが、自身のクローンを作ろうというものであった!しかし、クローンとして誕生しながら、内面的には別の人格を持ちはじめるクローン自己から、やがて受けることになる思いもかけない反逆とは…。科学の勝利か、神への冒涜かで意見の揺れるクローン問題に踏み込んだ、医師ならではの知識に裏打ちされた説得力で描かれる、科学ファン待望の一冊。
著者等紹介
赤井伝志[アカイデンジ]
1954年、九州大学医学部卒。1959年、九州大学医学部大学院修了(医博)。1960~64年米国留学。1967年、九州大学医学部第一外科講師。1974年、外科開業。1995年、引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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