出版社内容情報
「どうかふつうにしていてくれよ」と願う私は、「ふつうの娘で、ふつうの女であってほしい」と長年私に求めてきた母と同じかもしれない。そう気付いて、少し変な母をそのまま受け入れることにした――
衝撃のデビュー作『夫のちんぽが入らない』から約10年。50歳を迎えた作家・こだまが、折り合いの悪い母との、ちょうどよい距離感を探っていく。
ウェブメディア「OHTABOOKSTAND」の大人気連載に大幅な改稿と書きおろしを加えた、最新エッセイ!
【目次】
それぞれの五十年
母の庭
私の特殊能力
せいちゃんの下北沢
私はどこにでも行ける
父と母の文明開化
おしまいの地でやり直す
新規ファン斉藤、再び
代理サーカス
祖父母の銭湯を求めて
一周忌という祭典
ルンバ地獄とケチおじさん
あの光のひとつ
大谷だってこわい
春の副産物
レストラン白夜
田舎のおばさん
家を畳む
母の同行者
わからないまま母と生きる



