感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いっちゃんず
23
「読みたい本」の中にこの作品が残っているのを発見して、うわぁもうとっくに読んでいるじゃんかということで登録。宝塚音楽学校によく似た女学校の物語2巻。【山路ルリ子と日柳夏子】での母と娘の葛藤。【淡島怪談】での学生同士の葛藤。それぞれの夢や希望、それ故の拒絶や妬み。今さら後悔しても始まらず、ずっと抱えて生きて行かなければならない痛々しくてドロドロしたもの。それを比較的スッキリと読ませてしまう志村貴子さんはすごいなぁ、と。2018/02/03
ぐうぐう
19
約2年ぶりとなる続巻。1巻の感想でも触れたけれど、志村貴子のネームの拙さが混乱を招く事態に、この続巻も変わりがない。しかも、群像劇、過去と現在が入り乱れる構成が、その混乱に拍車を掛ける。とはいえ、その混乱が、妙なリアリティをもたらせるのも事実だ。多くの人の想い、記憶、それらが交錯するとき、混乱は必然だろう。「すくなくともわたしたちには懐かしむ場所ではない」であるならば、なおのこと。稚拙さが招く混乱の、思いがけない副産物、と言えば、皮肉に聞こえるだろうか。2017/08/06
JACK
17
☆ 淡島歌劇団という華やかな場所を目指して毎日学び続ける生徒たち。しかしその学校は希望や憧れだけではなく、嫉妬や憎悪、いじめや足の引っ張り合いが当たり前の魑魅魍魎の世界。淡島を退団した後も芸能界で活躍する女優と彼女を支える相棒の腐れ縁、三代続いて淡島に通った伊吹先生の年代記、夢と挫折が詰まった場所で語られる学校の怪談、仲間をいじめて学校から追い出してしまった後悔、生徒や先生、保護者たちも含めた様々なエピソードを描く群像劇。淡々とした中にとても強い感情が表現されていて、心を揺さぶられます。オススメ。2026/07/21
ソラ
17
久々の2巻。きらびやかな世界であるがゆえにその影はより濃くなるって感じなのかなと。1巻をまた読み返さないとな。2017/07/29
パンダ侍
16
★★★★☆ 志村貴子の描く群像劇が好きです。 今回は淡島という歌劇団併設の高校を舞台に、新入生、卒業生、出身者と様々な立場から学園を描く2巻。 ひとりひとりのエピソードは情景として描かれ、深くは掘り下げないのだけど彼女たちの関係性や、同じ風景のなかで感じた別々の想いが大きなレース編みのように複雑で繊細な模様を描いていく。まだ完成図は見えない途中巻なのですが、今後も楽しみ。2017/08/02
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- 和書
- 福翁自伝/福澤全集緒言




