酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話

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酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話

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  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778319557
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0047

出版社内容情報

「ダメ、ゼッタイ」に代わる、有効な手立てはありうるのか?

依存は回復の始まり。
やめればいいってものじゃない!?
連載時から当事者、当事者家族、支援者・専門家を騒然とさせた
不良患者×不良医師による画期的な往復書簡がついに書籍化――。

現代人にとって最も身近な「病」である依存症――非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、その対象は多岐にわたる。

そんななか最も身近な依存物質であるアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する文学研究者・横道誠と、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症で、依存症治療を専門とする精神科医・松本俊彦の、一筋縄ではいかない往復書簡が始まった。最小単位、たったふたりから始まる自助グループ。

依存症の裏側にある、さらにその深淵へ!

特別鼎談「ギャンブル依存症問題を考える(ゲスト:田中紀子)」も収録。

内容説明

依存は回復の始まり。やめればいいってものじゃない!?連載時から当事者、当事者家族、支援者・専門家を騒然とさせた不良患者×不良医師による画期的な往復書簡がついに書籍化―。

目次

1 ヘイ、トシ!
2 ヘイ、マコト
3 自助グループと地獄行きのタイムマシン
4 「ダメ。ゼッタイ。」よりも「回復のコミュニティ」
5 無力さの受容と回復のコミュニティ
6 周回遅れのアディクション治療
7 当事者イメージの複雑化と新しい自助グループを求めて
8 「困った人」は「困っている人」―自己治療と重複障害
9 ヘイ、トシ(再び)
10 なぜ人は何かにハマるのか?
11 紳士淑女としてのドーパミンのたしなみ方
12 大麻、少年の性被害、男らしさの病
13 自己開示への障壁と相談できない病
14 ふつうの相談、トー横キッズが集える場所
15 依存症と共同体、仲間のネットワークへの期待
16 依存症家族支援と強すぎないつながり
17 依存症を引き起こすのは、トラウマ?ADHD?それとも?
18 アディクションと死を見つめて
特別鼎談 ギャンブル依存症問題を考える(ゲスト・田中紀子)

著者等紹介

松本俊彦[マツモトトシヒコ]
1967年神奈川県生まれ。医師、医学博士。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年佐賀医科大学医学部卒業。神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部附属病院精神科などを経て、2015年より現職。2017年より国立精神・神経医療研究センター病院薬物依存症センターセンター長併任

横道誠[ヨコミチマコト]
1979年生まれ。大阪市出身。京都府立大学文学部准教授。文学博士(京都大学)。専門は文学・当事者研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

51
【従来の定説や通説をいったんチャラにして、依存症とその周辺の“ホントの話”に挑戦!】依存症当事者の文学者と依存症治療の専門医との往復書簡。「ギャンブル依存症問題を考える会」田中紀子代表との鼎談も収録。企画し編集担当され、パートごとの軽妙かつ鋭いコラムを書かれた藤澤千春さんに拍手👏 松本は、<タバコはもとより、激辛のカレーやタンメンを食べるなど、自傷行為めいた悪習があるからこそ、なんとか生き延びることができている/人が健康的にいきるためにはある程度の不健康が必要なのだ、と声高に叫びたいくらいです>と――⇒2025/03/25

鷺@みんさー

31
途中、専門用語のニュアンスがわからなくてモヤッとしたり、マコトの「発達障害あるある」な、「当たり前に自分の長所を自分で褒める」的部分にイラッとしたり(なぜなら私もそうだからw)しながらも、面白く読めた。私もADHDかつアスペかつPTSDあれこれなので、過集中や過活動はよっくわかる。翻って自分は依存性かと自問してみると、この本を最後まで読むと「感覚が麻痺して否認しちゃってる依存性」かもしれないな、と。何らかに依存的する傾向はハタチ頃から自覚していて、その対象は主にヲタ活、推し活だったのだけれど。2025/04/06

kanki

20
回復コミュニティ。AAの宗教色。当事者研究。男らしさ、なら「無力」が効く。なるほどです。とても勉強になった2025/04/15

harumi

20
面白くてとても勉強になった。イソップ物語の「北風と太陽」の話はほぼ何にでも当てはまるのだなと改めて思う。依存症治療のひとつであるハームリダクションもそれに該当する。「ダメ、絶対に!」ではなく、害をもたらさない程度に与えることで逆に治療がうまくいく。それにしても日本は薬物依存には大変厳しいのに、薬物よりよほど他害性の高いアルコールや(飲酒運転や性加害、暴力など)ギャンブル(横領や窃盗、借金による殺人や自死)にはずいぶん甘い。そのへんはいろいろ闇があるのだろう。2025/02/01

taku

18
依存症とは何か、要因は何か、治療と回復に有効なのは。当事者と言える2人の往復書簡は、リアルだが親しみやすい。軽度を含めれば依存は誰しもあって、その中で健康や社会生活に支障をきたすほどの習慣が依存症。『習慣と脳の科学』で解説されていたとおり、習慣は強靭。精神論や当人だけでは改善が困難だから、治療や周囲のサポートにより行動変容していく。嗜むという姿勢ぐらいがよいのだろうけど、快楽を得る以上に苦痛の緩和であると難しいものだね。2025/03/06

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