内容説明
資源量、人口分布、テクノロジー開発力、自然環境etc…2020年を前に、国際社会は冷戦終結以来の激変期を迎えている。シフトチェンジする旧大国、揺らぐEUと中東、そして動き出したアジアの時代。これからの世界で不可欠な「平和のための地政学的思考」の基礎から最前線までをこの1冊に。
目次
1 地政学的危機の現場へ
2 アジアの時代の地政学
3 アメリカの地政学
4 アジアの現在
5 混乱するヨーロッパと中東
6 地政学的思考の基礎
著者等紹介
鍛冶俊樹[カジトシキ]
軍事ジャーナリスト。元航空自衛隊幹部。『日本の安全保障の現在と未来』で第一回読売論壇新人賞受賞。配信中のメルマガ「鍛冶俊樹の軍事ジャーナル」は、メルマ!ガオブザイヤー2011受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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taku
13
ぼく14歳、はとっくに過ぎたけど世界情勢を知ろう。地政学上、世界のパワーバランスは変わりつつある。アメリカのシーパワーと中国のランドパワー勢力圏の境界に位置する、微妙すぎポジションの日本。選択し得る道筋は大きく3つと提示されている。1.とらんぷ軍団のまま対中国防波堤。2.きんぺい会の一員になる。3.太平洋の海洋国家と新たな経済、文化ネットワークを構築。どうする?あべっち。どれを選んでも地政学的位置は微妙なままだけど。2020/01/25
kazu4
7
今話題の地政学。「14歳からの」とありますが、なかなかのものです。「ロシアはウクライナからはじまった」「大陸国家と海洋国家を、長期間兼ねることはできない」なるほど❗️2022/06/06
ねっこりゃ
4
地政学というより歴史と政治の教科書のようですが、14歳を4回以上やってるとさすがによくわかって勉強になりました。アメリカの行動原理とか、中国が何を企んでいるかとか、EUの移民政策が何故変わってきたかとか、元自衛隊幹部の視点で詳しく書かれています。地政学の話も最後に少しあって、領土紛争が宿命の大陸国家は国境を守るための強大な陸軍が必要で、権威主義的な政権が生まれやすい。一方、領土を拡張できない海洋国家は貿易に励む必要があり、貿易ルートを守るための強力な海軍が必要。アメリカと中国に板挟みの日本はどうする🤔2025/02/08
バーベナ
3
トレトレの最新情報を図解で解説。引っ越しできない隣人とどう付き合うか。ちょっと私たち暢気すぎるかもしれない。2020/02/16
おや
2
息子の為に買いましたが地理や世界情勢に疎い私みたいな大人にも良いです2019/12/02