内容説明
1946年から2018年までの創刊号100冊をオールカラーで完全紹介!入手困難、貴重な図版満載!!
目次
第1章 40~60年代(りべらる;猟奇 ほか)
第2章 70年代(SMセレクト;薔薇族 ほか)
第3章 80年代(ヘイ!バディー;オレンジ・ピープル ほか)
第4章 90年代(ビデオメイトDX;フラッシュ・エキサイティング ほか)
第5章 00~10年代(超熟ラプソディー;千人斬り ほか)
著者等紹介
安田理央[ヤスダリオ]
1967年埼玉県生まれ。ライター、アダルトメディア研究家。美学校考現学研究室(講師:赤瀬川原平)卒。主にアダルトテーマ全般を中心に執筆。特にエロとデジタルメディアとの関わりや、アダルトメディアの歴史をライフワークとしている。AV監督やカメラマン、またトークイベントの司会や漫画原作者としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
46
世代によって、エロ本の定義は異なるのでしょうが、80年代以降に紹介されているエロ本は、私にとってはエロ本ではありません。第1章で紹介されている雑誌こそがエロ本だと思っています。メディアとして、70年を経て、衰退しているジャンルですが、ヘアヌードやきわどいモザイクなどによって、どんどん刺激を求めざるを得なかったことによって、自爆してしまったのだと思います。かつてのエロ本には、想像する楽しみがあったと思いました。この本、こそこそしながら電車で読んでいましたが、やっぱり後ろめたい気持ちになりました。2019/12/12
gtn
20
戦後のカストリ雑誌から2010年台までの雑誌を網羅しているが、時代背景も読者の趣向も異なり、散漫なイメージ。特に、ヒットすれば良しとする商業誌と、「ここにしか自分を認めてくれる世界はない」というマイノリティのために作られた雑誌を同列に並べるのは不遜ともいえる。2024/07/05
アズル
18
1940年代から現代までに発行されたエロ本の創刊号集。100冊紹介されていますが、実際はその何倍もエロ本は生まれ、消え…。白夜書房・末井さんのエロ本は欲しくなりました。2020年のオリンピック開催地である日本。海外からも観戦にやってくるのだから、エロ本なんてコンビニでは売らない!と、続々コンビニのエロ本コーナーは縮小・消滅しています。なんとも嘆かわしいです。まだまだ私はエロ本にサヨナラを言いたくない気持ちです。2019/08/07
garth
16
変態雑誌Billyの創刊号には三原順子。エロ本は終わったのだと実感できて、せつない気持ちに…2019/06/28
0607xxx
12
戦後から21世紀にかけての主要な創刊号からみるエロ本の歴史。購入者の減少、高齢化にともない熟女化の後に廃刊というエロ本文化の現状は何だか切ない…。資料価値の高い、力作。2020/01/13