出版社内容情報
アレクサンドラ・ユバン[アレクサンドラ ユバン]
著・文・その他
カロリーヌ・ミシェル[カロリーヌ ミシェル]
著・文・その他
永田 千奈[ナガタ チナ]
翻訳
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴよ子
9
タイトルを一見して「これは以前流行った『夫のちんぽが入らない』並みに本屋さんで買うのがためらわれる本だな!と思いました。なんせ『クリトリス革命』!手に取りづらいことこの上なし!タブーとされがちな、性の話。特にセックスにおいては男性優位な面もあるので、このように女性の「クリトリスでの快感」について詳しく書かれた本はなかなかないのではないでしょうか。今まで知っていたクリトリスはまさに氷山の一角だったということで、全女性に革命を起こす本だと思います。 自分の体のことですが、目からウロコです。2018/11/03
kenitirokikuti
8
邦題はえらく主張が強いが、オリジナルは「唇のあいだからのぞくクリトリス」。唇(levres)は口の唇と陰部の唇(陰唇)の両方のふくみ▲しばしば「豆」に例えられるのが「陰核」だが、本書が言う「クリトリス」とは体内の海綿体なども含めた全体を指す。フランスの教科書でも、男根睾丸膣子宮を図示するものは多いが、クリトリス器官の図はまだほとんどないらしい。言われてみれば、本邦のエロ漫画でも陰核はともかくクリトリス器官全体を描くのは皆無ではないにせよ、極めてまれだな…。2019/01/03
モート
1
男女にかかわらず性の解放には三つのアプローチがある。制度からのフェミニズム、性的魅力からのエロティクキャピタル。そして本書の神経科学が示す原始脳から元気になる快感からのアプローチだ。みんな違ってみんないいと金子みすずはいった。快感からのアプローチでは、まずクリトリスからの快感を肯定することから始める。一人であれば自分の心身に心を傾ける必要がある。二人であれば言葉と体のコミュニケーションだ。「クリトリスはわたしたちを慰め励ましてくれる」「女性主義の象徴でもあり、楽しく生きるためのヒントでもる」2019/11/20
しく
0
性科学の本だと思って手に取りましたが、フェミニストの性語りが大部分を占めていて、科学の部分は殆んどありませんね…。 全体的に内容が薄い。2022/01/16