出版社内容情報
インフォビジュアル研究所[インフォビジュアルケンキュウジョ]
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内容説明
巨大国家「中国」を俯瞰する!中国脅威論や崩壊論という視点を離れ、中国に住む人のいまとそこに至る歴史をわかりやすく図解!14歳から読める!わかる!カラー図版満載!!
目次
第1部 地図で知る巨大な国、中国
第2部 これが現代中国の普通の暮らし
第3部 中国社会の基礎 共産党について
第4部 中華帝国の栄光と屈辱
第5部 日中が触れたくない歴史の闇
第6部 大国中国の抱える問題
著者等紹介
北村豊[キタムラユタカ]
1949年生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。住友商事入社後、アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。住友商事を退職後、中国研究者として中国鑑測家を名乗る。中央大学政策文化総合研究所客員研究員。中国環境保護産業協会員、中国消防協会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネロ
17
単純に勉強となった。世界GDPの33%をも占めていた明の時代に戻りたい中国。建国の父にして大失策の毛沢東、民にも軍を差し向けるが経済大国に導いた鄧小平、今にも至る反日感情を育んだ江沢民などなど、まぁトップの歪みが半端ない国、中華人民共和国。一帯一路構想を推し進める現トップ習近平さん。日本はどう対応するべきなのか。どうか荒ぶらないでいただきたいものだ...2022/08/03
book_stock
12
中国の歴史や文化を知りたくて読んだ本。中国の文化・政治・歴史・日本との関係・抱えている問題が図解+文章で詳しく解説されている。今の14歳はここまで知っておかなければならないのか!?と驚くほどボリュームがあった。日本と中国の双方の歴史の闇を触れているのが良かった。監視網を巡らすためにAIの技術発展が早いという話はなるほどなあと納得。背景が知れるの面白い。2019/01/26
荒野の狼
7
本書は、ほとんどのページが見開きで一つの話題をカバーし、まずページの半分以上を占める図で大まかな概念をつかみ、簡潔な本文の説明で理解が深まるという形式。近現代の歴史をおさえた上で、中国の現在を多様な角度から明快に解説している。カバーしてあるのは、現代の情勢としては、世界における中国の位置(経済、軍事)、中国国内の民族、格差(都市と農村)、環境問題、医療問題、一人っ子世代、AI、黒社会、公共安全費、共産党の政治など。2021/05/15
りらこ
6
天安門事件が起こる前の中国に、度々行っていた。初めて見る、日本とは別の社会構造を持った国と人々の様子に、子どもだった私は驚く事ばかりだった。 現在の中国は、GDPも世界第2位となり、不動産の転売で都市部の住民は富裕層となっている。きっと今中国に行ったら、その変貌ぶりにまた驚く事だろう。 人口の多さと民族構成の複雑さと、地方格差。これらは中国ならではの問題と言えようが、それでもきっと変わらないのは沸騰しているかのような熱を帯びたあの人々の勢いと、乾いた空気。近くて違ってて似ている国、また行ってみたいものだ 2018/06/29
おくてつ
3
もう既に40歳も越えているけれど、近所の図書館の新刊コーナーに並んでいたので借りてきた。 中国に関わるデータや歴史が簡単にまとまった一冊。 第5部の歴史の闇は、中国に関わる人は知っておくべきこと。知らされないことで、過小評価にも過大評価にもなっているわけだから。2018/08/25