出版社内容情報
吉田 尚記[ヨシダ ヒサノリ]
著・文・その他
内容説明
人生におけるラスボス「なんとなくつまらない」や「うっすらとした不安」に立ち向かう方法。その答えは没頭力だ。「ワクワクして目が覚めて、夜満ち足りて寝る」=「人生を上嫌機で過ごす」ための没頭する技術を、倉本美津留さん(放送作家)、斎藤環さん(精神科医)、原井宏明さん(精神科医)、桜井政博さん(ゲームクリエーター)、石川善樹さん(予防医学者)ら没頭の達人たちととことん突き詰めた。誰でも簡単に身につけることのできる「没頭力」!
目次
1 「没頭」を定義する(「ワクワクして目が覚めて、夜満ち足りて眠る」;約50%の人がめったにワクワクしていない! ほか)
2 「没頭」の仕組み(没頭するための条件;エクストリームスポーツとフロー体験 ほか)
3 「没頭」できる体を作る(「絶望」と「希望」と「没頭」;没頭するための3ステップは「不安→開き直り→没頭」 ほか)
4 「没頭」するテクニック(日常的にある小さい没頭;「没頭」サミット ほか)
5 「没頭」を味方につける(誰かの「没頭」が中心にある社会;ラジオによってひきこもりから出てきたのが僕だ ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホッパー
62
没頭している時間=幸福な時間ではないかと思い、読む。平易に書かれているので気軽にさらっと読めた。没頭の良さについて、順を追って説明されているのでじわじわ理解が深まる感覚になる。2022/01/29
すーさん
38
この本は本当に良い。どんな人にとって特に良いかと言うと、人生の意味や生きる意味について考えて悩んでいる人。この本を読んで意味なんて考えても分からないから、今自分が我を忘れて熱中できることをやろうと思いました。前置きは長くなりましたが、この本は人生の究極の目標は上機嫌でいること。なんかつまらないというラスボスをいかに倒すか。それが主題。意味なんて考えずに自分の好きなことをやり続けることで、やがては自己肯定感につながるのではないかと思いました。後半は少し意識が高く、人生ドラクエ化マニュアルと近いものがある。2019/01/21
naji
29
集中力がない、何か日々の暮らしでモヤモヤしている人に『自分の好き』をみつけ、夢中になる手助けになる本だと感じました。今一度、自分自身に興味を向ける一冊になり、楽しめました。即実践してみます!2018/06/17
ロクシェ
28
問発【○】"日本一忙しいラジオアナ"こと吉田尚記氏が、3冊の本をベースに「没頭(フロー)」について語る本です。本書を読み、実は自分が没頭の条件を揃えるのが得意だと気づきました。ヒトカラで75曲連続で歌ったり、ダイパリメイクを2ヶ月で400時間プレイしたり、スマホ3台同時操作でギルバトに参加&軍師をしたり。ただ夢中でやっていたことが無意識に没頭の条件を作っていた。何事も中途半端で取り柄がないと感じて生きてきましたが、「没頭が得意」という隠れスキルに気づかせてもらえて自己肯定感が上がりました。著者に感謝です。2022/08/17
assam2005
28
つまらない毎日を「没頭力」=フロー状態にすることによってワクワクする毎日に変えよう。意識的にフロー状態を発動させるにはどうしたらいいか、という本。そういえば、時間も忘れフロー状態になっていたことに気づく時がある。その後の充実感というか、満足感はかなり高い。でも、自由自在にこの状態を作れるとは思わなかった。自分だけの世界とも言えるフロー状態。没頭することで周りが見えなくなることばかり非難されていますが、使い方によってはこれほど強力なものはない。その切り替えも大事なのでは、と思いました。2018/05/20