鬱屈精神科医、占いにすがる

個数:
電子版価格
¥1,408
  • 電書あり

鬱屈精神科医、占いにすがる

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 05時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784778314958
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

人間が“救済”されるとはいったいどういうことなのか。心の医者にとって救済とは?

目次

第1章 占い師に「すがり」たくなる気分のこと
第2章 世界を理解する方法としての占い
第3章 カウンセリングのようなもの、としての占い
第4章 「救い」に似た事象について
第5章 一線を越える、ということ

著者等紹介

春日武彦[カスガタケヒコ]
1951年京都府出身。日本医科大学卒。産婦人科医として6年間勤務した後、精神科へ移る。大学病院、都立松沢病院精神科部長、都立墨東病院神経科部長等を経て、現在も臨床に携わる。医学博士、精神科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

64
精神科医は、クライエントがいるように占い師と同じ立ち位置で仕事をしている、いわば同業者のようなもの。精神科医が占い師を訪ねることがあるのか、はなはだ疑問に思いながら、その尋常ならざる事態を書き連ねる心性に疎ましさを感じた。境界性パーソナリティ障害のメンタリティに近いとか、私の人生における人間関係は「私と母」で成り立っていたなど、普通の人が読んだら恥じらうような話を自虐的に書いている。こんな高齢者にはなりたくないと思う。なんでこんな自傷行為の「自己嫌悪の物語」を読まなければならないのか、私小説を読んでいるよ2016/10/15

ネギっ子gen

63
【一つ一つのことが明るみに出るたびにそれは、光ではなく、影を投げかけた】(登録洩れ)この本の発刊を知った時、その題名に感嘆したものだ。「さすが、春日先生」と。一読し、先生は還暦を機に危機を迎え、無力感と苛立ちと寄る辺なさに打ちのめされたが、同業者に頼るわけにもいかない。それなら、いっそ占い師にかかってみようと思い立ったのか、と了解。しかし、転んでもただじゃ起きない式に、その経緯を私小説的エッセイにしてしまうところが、先生らしい。そして、こうした文章を綴ることが、先生の自己治癒になったということだったり。⇒2022/06/13

harass

52
この著者の本は底意地の悪さと文章に惹かれてよく読むのだが、長年、精神科医としてカウンセリングをしていて、永遠の拗ね者の著者が救いを求めて占いを試すというのはまさに驚きだ。その経緯と結果と占いというものについて論じてある。人間という不思議な生き物についてのエッセイ。非常に個人的主観的な著者の考えに、反発するところもあるが、妙に納得できてしまう。この作家のファンであるならぜひ。著者の業務上の経験によると人間が狂いかたは、六種類に分類できるのだという。たった六種類だという。2016/03/26

fishdeleuze

45
機能不全の家庭に育ったり、母との関係に問題があり、自己肯定感が持てず、自尊心が著しく低い。そして、ボーダーにきわめて近い自身の性質(いわゆる境界例)。癒やしと救いを求めて占い師のもとへいく精神科医。よくここまで書いたと思う。自分自身のかかえこんだ闇を見つめるのも難儀な仕事だが、それを客観的に記し、いわば晒すのはきつかっただろう。ネガティブではあるけれど、共感する人はいるだろうし、ある人にとってはひょっとして癒しになるかもしれない。著者が言うように、人生は相似と反復と言うかたちに収斂されるものだから。→2017/11/04

澤水月

38
あの一言居士な春日先生が弱り占い師の前で嗚咽…それが白眉場面かと思ったらあっさり先! また生まれ星の位置が◯◯◯◯にそっくりと言われる!!納得した体で◯◯の悪口雑言並べてて爆笑。◯◯多分私の交友界隈で最も嫌われてる奴。突如舞城王太郎の名が出たり普段のように文学紹介と随筆を行き来。鬱いとき読むとよくないかと思ったら全然逆で観察眼鋭く客観性あるから申し訳ないが笑え笑えて…しかしやがて母親との関係を突き詰めに突き詰め…よく苦しい中書き上げたと最後胸が詰まる。正直個人的に存じ上げており最近心配していたので動悸…2015/12/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10125590
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。