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内容説明
400年のときを経て1枚の地図が歴史を変えた。英国で発見された中国の古地図には、鎖国下の日本を含む東アジアによる大航海時代の記録が残されていた!世界に衝撃を与えた地図の謎に迫る歴史ノンフィクション。
目次
第1章 この地図の何が問題なのか?
第2章 閉鎖海論
第3章 オックスフォードで中国語を読む
第4章 ジョン・セーリスとチャイナ・キャプテン
第5章 羅針図
第6章 中国からの航海
第7章 天円地方
第8章 セルデン地図の秘密
著者等紹介
ブルック,ティモシー[ブルック,ティモシー] [Brook,Timothy]
歴史学者(中国史)。ハーバード大学で地域研究(東アジア)の修士号、同大学で歴史および東アジア言語の博士号を取得。オックスフォード大学教授などを経て現在はカナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学アジア研究所で歴史学の教授を務める
藤井美佐子[フジイミサコ]
翻訳家。横浜市立大学文理学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaze
13
オックスフォード大学のボドリアン図書館で発見された16世紀ごろの中国地図にまつわる物語。発見の経緯から時代と場所を遡りつつ移動し、やがて地図の制作時期の中国へと筆が進む。大航海時代に先駆けて、東南アジア海域にはすでに商業航路網が発達していたことが良くわかる。大河ドラマ『黄金の日々』を思い出しながら読んだ。2022/12/05
kentake
3
一枚の古地図を題材に、これだけの歴史的記述がなされている点に驚いた。東南アジアの島々には、大航海時代にポルトガルが進出し、それ以降順次オランダやイギリスが進出してきたが、そのような歴史の流れの中でセルデン地図の来歴を解釈し、分析が加えられている点が面白い。また、地図中に長崎や平戸といった日本の地名が現在では想像もつかない漢字で書かれている点について解説が加えられている点も興味深い。2015/05/10
takao
1
ふむ2021/05/09
相馬
1
すこし気にはなっていたまあ,読んでいなかったが,最近読んだ南シナ海問題についての本に,法学者としてのセルデンの業績及びセルデンの地図のことが載っていたので,やっぱり読まねば,ということで。西洋人の東洋進出部分などやや退屈な部分もあるが,この地図が海を中心として書かれたもの,それも鄭和の航海や当時の水夫の指南書を元にしていること,漢字と当時の発音を元に地名を特定するところ,特に最終章の地図の来歴を推理した部分は面白かった。2016/10/06
メーテル/草津仁秋斗
1
イギリス人・セルデンが図書館に寄付した一枚の中国地図が物語る、大航海時代の歴史。見る見るうちに夢中になって読み進めた。2015/05/09
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