内容説明
送信可能化権に基づく電子書籍の出版=オンライン出版。出版史における革命である「オンライン出版」の発展のためには、いま一度「出版と人間」という原点を見つめ直すことが急務である。長年にわたり日本の著作権と出版を見つめてきた著者が語る、「オンライン出版の夜明け」に必要な著作権理解と、出版者・電子書店・閲覧端末のあり方とは?―。
目次
第1部 オンライン出版発展の鍵―出版者・電子書店・閲覧端末の位置付け(オンライン出版とは何か;閲覧専用端末の仕様;オンライン出版と書店;電子書籍の可能性とは何か;近未来をシミュレーションする「オンライン出版の夜明け」)
第2部 オンライン出版に必要な著作権基礎知識(「基本三要素」がわかれば著作権法の峠は越えられる;著作者人格権;著作権の制限規定;著作権の保護期間の満了;著作隣接権;著作権基礎知識のまとめ)
著者等紹介
北村行夫[キタムラユキオ]
弁護士。虎ノ門総合法律事務所所長。日本ユニ著作権センター著作権相談室長。著作権法学会員。日本知的財産仲裁センター仲裁員。慶應義塾大学大学院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Reino
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電子書籍について知りたい、と思って借りたのだけれども、電子書籍の閲覧端末や、フォーマット及びDRMの現状などについて、解説や考察が細かくされていて、理解が深まった。また、「著作物・著作者・著作権」についての解説で、著作権について全く知識がなかったんだな、と思うと同時に、知識を得られてよかったと感じた。2013/04/24
Jun-Ichi Sagara
0
久しぶりに著作権についてのお勉強。巷で流行のオンライン出版について「本(電子書籍)」ではなく「出版(編集~流通まで)」に焦点をあてることにより、著作権法とオンライン出版との間に横たわる問題点をあぶりだしている。また後半(Ⅱ部)は著作権法の基礎がわかりやすくまとめられており、著作権法の整理整頓にはちょうどよい本であった。2013/01/10
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