内容説明
出版とは何か?出版「者」であることの要件とは!?電子書籍販売をめぐってアマゾンが提示した契約案は、日本の出版社の存在意義を揺るがす重要な視点を浮かび上がらせた。長年にわたり日本の著作権と出版を見続けてきた著者が、無自覚な出版界に警鐘を鳴らす。
目次
第1章 アマゾン契約の諸問題(アマゾン契約検討の視点;アマゾン契約に対して噴出する異論と疑問;2010年の議論の始まりから2011年末に至る交渉;2012年1月末の状況と新展開の可能性;私見の前提 ほか)
第2章 電子書籍販売サイトとの契約
第3章 対著作権者との契約(新規に著作権者と契約を結ぶ場合;後からオンライン出版に関する許諾だけを追加する場合)
著者等紹介
北村行夫[キタムラユキオ]
弁護士。虎ノ門総合法律事務所所長。日本ユニ著作権センター取締役著作権相談員室長。著作権法学会員。日本知的財産仲裁センター仲裁員。(財)日本デジタルコンテンツ協会元調査研究委員長。慶應義塾大学大学院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
1
ふむ2020/12/12
izw
0
アマゾン契約に問題が多いのは確かだが、サーバーからのダウンロードを出版とみなし、その機能を出版社だけがもつ、というのはいかがなものか。著作権法上はその形態しかないという主張だが。2012/08/25
ちゃか
0
これは個人的にはそれなりに楽しく読めました。アマゾン契約にはいろいろ問題点があるという指摘。出版者は、もっと前に出るべき、という論旨。主張の方向はわかりやすかった。ただまぁ、まず問題を列挙して、これは後に詳述します。これは後述します。っていうやり方がやたら多いように見えたのは個人的に、ちょっと不満と言うか、テンポが掴みにくかったというか。 2013/05/24
kozawa
0
2011年のアマゾンからの一斉の日本への契約提案だけでなく、その前後にも出ていた個別の契約案の情報なども元に、主にそれに批判的な立場の法律家が書いた手短な本。まぁ、なるほどというか。2012/05/24
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