魂の本―中村全録

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784778312473
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0095

目次

第1部 町を背に僕は行く(もともと中村家は宮大工だったんです。その後、亀戸あたりで工場を営んでいたのが、わけあって小岩に移って来たんです。;中村家は、みんな小岩に集中してるんです。僕も小岩圏内から出たことがないですし、いま生きてても、あまり出たいとは思わないです。;地獄から生まれた、みたいな。ボーン・フロム・ヘル。もうメタメタですよね。こんなの悪人になるコースですから。;母親と交換日記をすることになったんですけど、ある日、何の前触れもなしに、その交換日記が犬小屋に捨てられてたんです。 ほか)
第2部 魔法を信じ続けているかい?(「ジャパン・フェス」の中止が決まって、帰りの高速道路に乗った頃、ちょうど出番の時間だったんです。本番の時間にバスに乗ってるっていうのはショックでしたよね。;リハーサルでやった「キャノンボール」が桁違いで。一人では出せなくなっていたズレとかノリ、バンドの意味を、そこで感じることができたんです。;このときにしかない「バンドを組んだ!」という高揚感をトピックにしたほうがいんじゃないかと思って、アルバム名に『IOOs』って付けたんです。;一人になるが故に仲間を求めた。僕にとってはIOOsのメンバー全員がライバルなんで、最大のライバルを身近に置くってことだったんです。 ほか)

著者等紹介

中村一義[ナカムラカズヨシ]
1975年2月18日生まれ。東京都江戸川区出身のシンガーソングライターで、一人で作詞、作曲、アレンジ、すべての楽器を演奏する制作スタイルをとる。1997年1月にシングル「犬と猫/ここにいる」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kskkz

6
雑誌のインタビューではなかなか聞けないアルバムとアルバムの間の時期の話を存分に読めるのが本書の良いところかと。そのなかでも全体のおよそ半分のページ数を割いている金字塔までの生い立ちにどうしても気が行きがちだけど、自分としては太陽からERAに至るまでの「狂ってやる!」という覚悟にこの人のこの人たる所以を感じた。それにしても読み終わったいま「魂の箱」を買わないことが自分にとって不自然なことに思えてきて困った。。。2011/03/21

シナモン

4
タイトル通り、一貫して生と死を常に内包した表現の核となるものに触れられた気がします。古いとか新しいとか関係なく、ずっと鳴り続ける通低音・・・こんな時代だからなおさら必要かもしれません。ブルーハーツの1st.に人生を変えられたのは、世代は違えど、ここにもいたのか!しかも、両方に救われてる自分って・・・音楽の力の偉大さをつくづく感じます。 2011/03/26

spe03

3
確固たる意思や天才たる創造力の根底は揺ぎ無いんだと思った。屈しないし強いんだ。2011/04/07

shigeru

3
壮絶。でもやっぱり環境からつくりあげられた才能ではないと思う。彼の作品が世に出てきてくれて良かった。これからも聴き続ける。2011/04/03

misonikomi

3
大切に育てられたんだろう、と勝手に思っていたから小さい頃のエピソードは意外だった。成功して本当によかったなと思った。CD聴きなおして、インタビュー読み直そうと思った。2011/03/24

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