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内容説明
この星に帰るための、魂の地図。やるべき事をやり終えるまで、あなたの旅は続く。「地球に生きる人間」に還るとあらためて心を決めた人に贈る、この星の優しい歩き方。
目次
イントロダクション
第1部 ハートへのレッスン
第2部 魂へのレッスン
食べ物について知っておくこと
著者等紹介
北山耕平[キタヤマコウヘイ]
神奈川県生まれ。作家、翻訳家、編集者。大学在学中より『宝島』『ポパイ』などの雑誌の創刊に参加後、70年代後半から80年代にかけて北米大陸無宿をして過ごし、ネイティブ・アメリカンのメディスンマンとの出会いをきっかけに、彼らの精神や暮らしぶり、物語や現実を日本の次の世代に伝え、日本列島のネイティブ・スピリットの根っ子を掘り返すワークを開始して現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kana
33
メキシコ先住民によれば《人は正気を保つために一日に三回のハグがどうしても必要だ》とか。具体的なところが好きなフレーズ。世界中を旅して特にネイティブインディアンにインスパイアされた著者が、地球と共に生きることに関する思想を詩集としてまとめあげた作品。スピリチュアル系として捉えるよりも、ブルックリンパーラー的な本棚で「自然」という棚に並べて、文化人類学的にオシャレに楽しむ方が最初の向き合い方としては良いんじゃないかと。ミシマ社のレビュー本で絶賛されていて手に取った一冊。良き出逢いに今日も感謝です。2015/04/19
大門寺豪徳
12
スピリチュアルでナチュラルな本。ネイティブアメリカンの教えが殆ど。20代前半はこういった考えに少し浸かっていた。昔はナチュラリストが今はエコノミストの様になっている。自分の中で上手く良いとこ取りをしたいので、これからもこういった本は読み続けるつもりでいる。自然や生活、地球に暮らす人々、目に見えないものを大切にすることを再認識する。政治や宗教、ビジネスの世界のリーダー達に読んでいただきたい。チェロキー族の言い伝え「今より七世代後の子供達に与える影響を考えながら、あらゆる行動はおこされなくてはならない。」2015/01/24
もも
11
どうかこの世界を、平和と愛と美で満たしてください。そんな祈りを心からすることができたら、さぞかし心が満たされている状況なんだと思うし、そうなるように日々心を磨いていきたい。優しい口調で、今私に必要な言葉がちりばめられていました。ここから先、行きていくためには、お金じゃなくて精神的な豊かさが必要だと思う。2016/12/03
Yukiko
9
このごろ、お金のことをよく考える。この本を読んで、お金で買えないものについて、もっと考えようと思い直した。内容はその通りと思うし、1980年代から今まで身近に出会っている価値観なのだけれど、知っているということと、そう生きられるということは、違う。大事なものだけ大事にして、シンプルに生きたいと思う。愛する、安心する、質素に暮らす。与える。見返りを求めない。最初の3つが難しい。2016/02/14
テツ
6
スピリチュアル的な考え方を全肯定するわけではないけれど、食物連鎖の円環から外れてしまったときにホモサピエンスは孤独になったんだなという気はするな。食ったり食われたりして最終的に土に還り地球の一部になるという営みは孤独からはかけ離れた地球のゆりかごなのかな。今更文明社会や便利な道具から離れて完全なナチュラリストとして生活していくのは僕にはとても無理だけれど、ネイティブアメリカンの世界観などにときおり触れて、現在の文明社会とは全く違う世界も存在する(した)ということだけは覚えておきたい。2015/06/16