内容説明
恵子はクリスマス・イブに、長年勤めてきた会社から解雇を言い渡された。人のことばかり考えていつも損をしている恵子は、この日もなけなしのお金を、ホームレスにめぐんでしまう。ホームレスは「この万年筆で願いを書くと願いが三つまでかなう」と言って一本の鉛筆を恵子に渡すとニヤリと笑ったのだが…。不思議な鉛筆をめぐって起こる奇蹟を描いた『魔法の万年筆』ほか、5人の女性たちをめぐる心揺さぶるファンタジー。
著者等紹介
百田尚樹[ヒャクタナオキ]
昭和31年大阪生まれ。同志社大学中退。現在、放送作家。『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送:平成三年度日本民間放送連盟賞最優秀賞受賞)をはじめ多数の番組を構成。平成18年8月に刊行された処女作『永遠の0』は全国の読者から感動の声が殺倒した。本書は著者の第二作目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
135
文庫化『輝く夜』にもなっているクリスマスシーズンにピッタリな作品です。5編からなる短編集で、どの作品もドラマティックで、改めて百田さんの才能の素晴らしさを認識させられます。‘奇跡’とは当然、そんな簡単には起こらず、身近なモノではないのですが、その‘奇跡’をさりげなく、そして感動的に演出してしまう展開に微笑ましく、そして涙してしまいます。ボリューム的にも多くはないので、師走の何かと忙しいシーズン、ココロにゆとりを持ちたい方、ちょっと一息読むには最適な一冊です。誰もが人の温かみを求めているのかもしれませんね。2010/10/02
おしゃべりメガネ
113
去年は文庫で読み、今年はハードカバーで読了です。ベタですが、やっぱりクリスマスイブにはこちらの作品を手にとってしまいます。ちょっと出来すぎた感はあっても、やっぱりそこはステキなクリスマスイブなので、大概のコトは許しちゃいますよね。読む度に印象的な話が変わり、これまでは『タクシー』の話がイチ推しな話でしたが、今回は派遣社員と社長の『猫』にまつわる話が印象的でした。あとはやっぱり何回読んでも病気の女の子にかかわる『ケーキ』の話は涙が止まらず、じんわりとココロを温めてくれます。きっと来年もまた読むんだろうなぁ。2018/12/24
しゅわ
84
【図書館】イブの夜、五人の女性に起きた奇蹟…リストラされ上に、弟の会社は倒産寸前という恵子。派遣社員としての辛い環境の中、死にかけていた野良猫と暮らす雅子。癌で命尽きようとしている真理子。5年前の恋人を忘れられずイブを孤独に過ごす依子。家族そして婚約者に死なれ、天涯孤独となり自殺するために彷徨う和子。ちょっと間違うと陳腐になってしまう!?ありがちなイイ話ですが、希望を届けたいという百田さんの強い気持ちと、イブの魔法、そして まっすぐがんばる彼女達のおかげで、素敵なファンタジー短編集に仕上がっています。2014/03/19
パフちゃん@かのん変更
84
「永遠の0」の百田さん。これが2作目だそうです。感動しました。期待以上、。全部ハッピーエンドで安心して読めます。最後の話「サンタクロース」が特に良かったな。死のうとしていた女性を救ったのはお腹の子どもが老人になったサンタクロースだった・・・。2013/06/20
ばう
70
★★ (初めに。辛口です)聖夜に起きた5つの奇跡の物語。心や身体が傷ついた人達へのサンタさんからの贈り物。クリスマスにふさわしい心温まる良いお話ばかりです。決して「え〜そんなん、あるわけないやん!」とか思わずに素直な気持ちで読めば★4つくらいはつけるかもしれない。でもこんなに予定調和的すぎるお話は感動する前に「え〜そんなん(以下省略)」と😓。本を読んでいつもはこんな風に思わないんだけど…その時思い出しました、「私、百田さんの文章は合わなかったんだ」。あ、でもとっても良い話なんですよ!誤解なさらないで‼︎2021/12/17




