内容説明
1972年、ニューヨークを発った男はヨーロッパ大陸にたどり着いた。…スウェーデンで出会った運命の女性アニカ。アニカへの想いと旅へ衝動に突き動かされるように男はスウェーデン、ギリシア、アフリカと漂泊する。ヘンリー・ミラーにも比される文体、そして圧倒的なスケールの大きさで繰り広げられる愛と狂気の世界。
著者等紹介
タルノフ,テリー[タルノフ,テリー][Tarnoff,Terry]
1947年カナダ国境に近いウィスコンシン州ライスレイクで生まれる。政治的熱狂の60年代をウィスコンシン大学ですごし、イーストビレッジの書店で働いた後、ヨーロッパの旅へ。1971年から始まる本書で描かれた8年の旅の後、サンフランシスコに戻りミュージシャンとして数年過ごし作家となる。現在は劇作家、映画脚本家として活躍する一方で映画講座の講師、タクシードライバー、アフリカアート画廊の経営、インターネット映画サイトなど各方面で多才ぶりを発揮している
山川健一[ヤマカワケンイチ]
小説家。1953年7月生まれ。早稲田大学在学中より執筆を始め、1977年『鏡の中のガラスの船』で「群像」新人賞優秀作受賞
ハリス,ロバート[ハリス,ロバート][Harris,Robert]
1948年生まれ。上智大学卒業後、1971年日本を後にし、東南アジアを放浪。バリ島に1年間滞在後、オーストラリアに渡り延べ16年間滞在。シドニーで書店&画廊“エグザイルス”を経営。オーストラリア国営テレビ局で日本映画の英語字幕を担当後、テレビ映画製作に参加、帰国後J‐WAVEのナビゲーターや、作家としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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