内容説明
僕は記したい。こんな憲法があった時代に、自分が生きていたことを。相当に気が早い現行憲法への鎮魂。
目次
前文(この国と家族を守るため、この国は武器を放棄する―9・11モンゴル)
第1章 天皇(象徴天皇制は僕らの「妄想」によって支えられている―「拝啓天皇陛下様」;メディアは戦後一貫して、右翼から恐怖の刻印を与えられ続けてきた;前文と一条とのあいだにあらかじめ充填されていた、アクロバティックな捩れ)
第2章 戦争の放棄(地球の裏側で出会った“キュウージョー”;改憲へのカウントダウンは始まり、人は焼け野原で、呆然と空を見上げる;二項を失ったのなら、もはや一項にはなんの意味もない;「守る」という意識が戦争を引き起こす;武器を持たないカッコよさ;生き残った僕たちの記憶の回路が、少しだけ、ずれているのだ―9・11グラウンド・ゼロ)
あとがき 相当に気が早い現行憲法への鎮魂
著者等紹介
森達也[モリタツヤ]
1956年広島県呉市生まれ。映画監督/ドキュメンタリー作家。75年、立教大学法学部に入学し、黒沢清らをメンバーとする映画の自主制作集団に参加、俳優を志す。様々な職種を経て、89年、テレビ番組制作会社「共同テレビジョン」に入社、ドキュメンタリーを中心に多数の番組を手がける。96年、オウム真理教に関する報道姿勢の相違から契約解除を言い渡されフリーとなり、97年、オウム真理教を扱ったドキュメンタリー映画『A』を自主制作で発表、各国映画祭に出品して高い評価を受ける。2001年、その続編である『A2』で山形国際ドキュメンタリー映画祭市民賞・審査員賞受賞。現在は紙媒体での執筆を中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺
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