内容説明
欧米の植民地支配は過去のことではなく、今日の国際問題と密接に結びついている。相手を正しく理解するためには、相手の真の過去を知っている必要がある。国際社会に生きるビジネスマンの必読書!
目次
第1章 共存・同化型の統治(ローマ帝国;オスマン帝国 ほか)
第2章 支配・搾取型の統治(植民地支配の目的;植民地支配の実態―差別の徹底)
第3章 白人優越意識(白人優越意識の由来;優越意識を裏書きする具体的事例 ほか)
第4章 他国に類例を見ない日本の統治形態(日本の国体―徳をもって治める;平和志向の国柄 ほか)
第5章 海外での日本の統治(台湾の統治;朝鮮の統治 ほか)
第6章 植民地主義的発想の再浮上(文化論の変化と冷戦後における「文化進化論」的発想の再浮上;一国の国造りに対する国際社会の関与のあり方 ほか)
第7章 日本の役割(国際社会は主権国家の上に立つ公権力の存在しない無政府状態;超国家的公権力確率の必要性 ほか)
著者等紹介
山口洋一[ヤマグチヨウイチ]
1937年生まれ。1960年、東京大学卒業後、外務省に入省。本省では経済局、アジア局、調査部、情報文化局、海外ではフランス、南ベトナム、イタリア、インドネシア各大使館勤務を経て、1981年以降はユネスコ常駐代表(パリ)、駐マダガスカル特命全権大使、駐トルコ特命全権大使、駐ミャンマー特命全権大使を歴任。1998年に外務省退官後、東芝顧問、慶応義塾大学非常勤講師(東洋史)などを経て、現在NPOアジア母子福祉協会理事長、一般社団法人日本戦略研究フォーラム理事、その他の団体役員を務める傍ら、拓殖大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Akio Kudo
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