内容説明
経験と勘に頼っていたサービスを、科学的・工学的に分析する時代が来た。本書では「サービス工学」の成り立ちから先端研究までを具体的に紹介する。サービス工学入門の決定版!!
目次
第1部 サービス工学を取り巻く背景と状況(サービス工学とは;サービス工学を支える技術)
第2部 サービス工学研究の最前線(サービス産業とサービス工学;大規模データモデリング技術によるサービス工学;復興支援におけるサービスと技術;医療・看護現場におけるサービスと技術;介護現場におけるサービスと技術;地域産業支援におけるサービスと技術;都市交通におけるサービスと技術)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉
1
サービスドミナント・ロジック(SDL)とは、サービスを顧客との価値共創と捉え、サービスこそが経済・企業活動の中心にあり、モノは、サービスの価値実現手段の一部と考えるマーケティング概念である。行動心理学的な不確実性と技術などを含めたサービス工学に物理屋が考えた分析を混ぜることで進歩している分野であると感じた。ベイジアンネットを勉強したかった。復興支援や医療、介護などにも使われており、社会貢献となる分野でもある。片側オークションやマッチングについも書かれているが、深く掘り下げてほしかった。2015/10/05