内容説明
働くことに関する疑問にお答えします。元・ママさんスチュワーデスの司法書士が労働法をわかりやすく解説。
目次
労働法って何?―労働者の権利を守る労働法
ひとりでは弱い労働者
労働条件は確認しましょう
私は労働者?―実質で判断しましょう
労働条件はどうして決まるの
いつまで働けるの―定年制について
賃金について―その原則を知りましょう
労働時間―働き過ぎていませんか
休日・有給―休みをとることは労働者の権利です
配転―労働者は将棋の駒ではありません
労働条件の不利益変更―一方的な賃金切り下げは許されません
リストラ―簡単にはハンコは押さない
起訴休職―休職処分は自由に出来るの?
非正規労働について―派遣やパートこそ最大の保護を
司法書士の仕事
著者等紹介
大川朗子[オオカワアキコ]
1957年7月大阪生まれ。大阪に育つ。大阪府立岸和田高等学校、京都女子大学短期大学部(文科英語専攻)を卒業後、1978年全日本空輸株式会社に客室乗務員として入社。結婚・出産後も家庭と仕事を両立し、1997年フライトタイム1万時間を達成、翌年退社。1999年夫の法律事務所を手伝いながら、司法書士を目指し試験勉強を開始。2006年、7回目のチャレンジで司法書士試験に合格。現在、司法書士4年目(大阪司法書士会所属)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハンギ
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全日空の元客室乗務員の女性が、司法書士になり、自分の経験に合わせて労働法について語っているというもの。全日空とサラリーマンの間にはなんども裁判が行われており、その都度、女性差別であったり、不具合のある問題が解決されているようだ。(ただ、もちろん裁判は働く人には厳しいものだ)昔は客室乗務員は33歳で定年、つまり退職しないといけなかったり、結婚や子どもができても退職させられているという。ちょっとびっくりした。(著者は40歳まで勤務した)そうした不都合な事実を覆したのは労働組合員の努力と裁判という方法だった。2012/08/29