塀の中から見た人生

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784778200077
  • NDC分類 326.52
  • Cコード C0095

内容説明

刑務所は社会の矛盾を如実に映し出す鏡である。四半世紀で塀の中は、そして社会はどう変わったのか。獄に落ち、そして甦った元極道と元国会議員による異色の対談集。

目次

第1章 逮捕そして服役
第2章 四半世紀で塀の中はこう変わった
第3章 受刑者も世につれ
第4章 ここがおかしい日本の刑務所
第5章 懲役に行ってわかったこと
第6章 前科者として生きるということ
終章 対談を了えて

著者等紹介

安部譲二[アベジョウジ]
1937年、東京生まれ。本名・安部直也。麻布中学卒業後、仁侠の世界へ。プロモーター、日本航空パーサー、キックボクシング解説者、レストラン経営などを経て、1983年より小説家を志す。1986年、獄中体験を描いたデビュー作『塀の中の懲りない面々』がミリオンセラーとなる

山本譲司[ヤマモトジョウジ]
1962年、札幌市生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、菅直人代議士の公設秘書を務め、26歳で東京都議会議員に。都議二期を経て、国政の場へ。衆議院議員2期目を迎えた2000年9月、秘書給与詐取事件を起こし東京地検特捜部に逮捕される。2001年、懲役1年6ヶ月の一審判決を受け服役。2003年12月、事件の反省と433日間の獄中生活を綴った手記『獄窓記』をポプラ社より出版。同著が2004年新潮ドキュメント賞を受賞。現在、東京都内の知的障害者更生施設に支援スタッフとして通うかたわら、執筆活動や講演活動を行なう
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感想・レビュー

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グッキー

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(図書館)懲役を経験したお二人の対談。普段報道などされることのない塀の中の様子が語られる。罪を犯した者はそれを償わなければならないとは思うが,そこまで人としての尊厳を踏みにじられることはないと感じざるをえない話が次々と語られる。日本人にはありがちな臭いものには蓋をする感覚で犯罪者を塀の中に閉じ込めるだけのは,多い再犯などによって結局社会的にマイナスにしかならない。多くのことを考えさせられる内容だった。あと刑務所は基本自給自足で成り立っているというのは初めて知ったし,世間の人も知るべきだと思う。2013/09/14

芹沢 時雨@VTuber

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懲役経験者二人が対談形式で綴るドキュメンタリ。社会の病理というものは、刑務所に集約されている。知的・精神・身体障害者で溢れる所内。犯罪者などただ虐め抜けばよい、ほんの些細な軽犯罪でさえ更生や教育の機会さえ与えない懲役。ただでさえありえない有罪率の、当然冤罪の溢れる日本社会に、このような理不尽極まる世界があっていいのか。2011/01/12

かずぴょん

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社会の縮図

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