ショコラ文庫 オオカミ陛下は愛妻家

くもは ばき【著】

心交社（2019/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 255p／高さ 15cm
• 商品コード 9784778128227
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

忌み子とされ孤独だったエウドキアは、人狼の王に見初められ結婚することになる。話したこともない相手との結婚に躊躇するが、拒否権はなく王の下へと向かうエウドキア。その道中野盗に襲われるが、助けてくれたのは結婚相手であるカガンだった。精悍で王様然としたカガンに溺愛されエウドキアの心は徐々に絆されていく。婚礼も済ませ、遂に初夜を迎える二人だが月光を浴びたカガンが理性を失ってしまう。乱暴に抱かれたエウドキアはショックを受け…？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きょん]

人狼の王×女性同士で繁殖する種族の忌子。モンゴル辺りの雰囲気なので、攻めは王というか氏族長的な感じ？満月の初夜でうっかり乱暴にしてしまったために受から避けられまくる攻めが可哀想だったけど、愛の揺るがない所は良いですね。あと、周囲の女性たちが逞しく受の理解者となってくれて良い人達ばかりだったのが好印象。

2019/12/19

[ももちゃん]

表紙買い。褐色と狼、、♡ 初めの方はよかったんだけど初夜以降の受けが、ハ？？？？て感じで攻めがかわいそうでノれなかった。 挿絵のエウドキアは完全に女の子だった。かわいいけど…

2020/04/15

[aoich]

ふむふむ、と読みながらなってしまう作品群をぶれずにお書きになる作家に感服。ディテール愛深し。作家買い、というほど数も多くないが、どれも個性が色濃くて、すごいことだと思う。あとはキャラが好きになれればな……^^;

2020/07/28

[つき]

可愛いです。はじめの頃はある出来事からザハールを信頼できなくなったエヴドキアが分からなくも無いけど、BL的に頑なすぎないかな？と心配しましたけど、この作者さんのすごいところは気が付けば読み手がエヴドキアの気持ちが明かされると共に少しずつ共感し一緒にモヤモヤしちゃうとこ「だよね、分かる、なんつったらいいか分かんないけど分かる」ってなります。そして、紆余曲折ありながらスコーンとスッキリ爽やかな読後を与えてくれます。エヴドキアの悩みつつの成長も(身体も心も)可愛らしいです。美しいイラストも良かったです。

2019/12/31