ショコラ文庫 灰と獣

手嶋 サカリ【著】

心交社（2019/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 271p／高さ 15cm
• 商品コード 9784778126667
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

人間と獣、両方の姿と本能を持つ“半獣”と“人間”との対立が激化する昼島。バーテンダーとして働く狼の“半獣”・一灰は、そんな中でも島に帰ってくる“人間”で大学生の弟分・楓に、幼かった頃のように甘えられキスをねだられると突き放せずにいた。ある日、天涯孤独の楓の両親を知るライターが現れる。彼は一灰の母も犠牲となった二十年前の事故を調べているという。だがそれ以後、楓の言動がおかしくなりはじめ…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[黎明卿（禍腐渦狂紳士タッキー）]

【あの美しい人間が、いつまでも外の世界を知らず、自分だけを求め続ければいいのに（一灰）】エロス度★★★★ 楓×一灰♡ 人間と獣、両方の姿と本能を持つ〝半獣〟と〝人間〟が対立する独特の緊張感がある世界観が魅力的で、その中で半獣の一灰に赤子の頃に拾われ面倒を見てもらってきた楓と狼の半獣でバーテンダーの一灰が紡ぐ年の差と対立する種族同士の恋が素晴らしかった。一灰はクールで冷たそうな印象を受けますが狼の半獣だけあり情が深く優しく、楓の押しに弱いところが魅力的。本当は楓に特別な感情を抱いてるけど（続）

2019/03/15

[なみ]

ネタバレしない方が楽しく読めるのであえて言いませんが独特の世界観がうまく出来上がっていて面白くて読む手が止まらなかったです。

2019/03/09

[みもざ]

終わりは見えてるけど、いつもどおり面白い広がり方をする。

2019/04/07