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内容説明
花が絶滅しかけた地球では、恋をすると成長し躰に花を咲かせる“宿り人”の研究が進んでいた。ある日、研究所へ侵入した何でも屋の央は綺麗な宿り人の少年に出会う。十年前、死のうとした央を思い留まらせた恩人である彼は、あの頃から一切成長していなかった。「連れて行って」と言われ、思わず施設から連れ出してしまった央は名前がないというユリの花を宿す彼に、ルイと名付ける。共に生活するようになり自分の弱音を優しく受け止めてくれたルイに惹かれ始める央だが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のこ
17
花が絶滅後、花を繁殖させるべく研究によって誕生した花宿人は、恋を知ることで成長して花開き、愛を得ることで種を宿す。いや〜花がこめかみから咲いているなんて綺麗というよりもまず不気味と感じてしまい、最初は苦手意識が先立ったのですが、読み進めるうち、攻め視点で描かれる心の内のその丁寧さ・じっくりさに好感を持ちました。私はこのお話の根底に、何よりも哀しみを感じてしまったからか、研究所も悪の施設のように勝手に思い込んでしまい、けれどそこは全く違っていて、明るいハッピーエンドにはやや拍子抜け感がしないでもない… 2018/06/30
*ちえ*
3
紙本。花の絶滅を防ぐ為に花の種を宿して機関に創り出された「花宿人」。みずかね先生の絵もプラスされカサブランカの香りさえも脳内補完! 央さんが過去のトラウマ持ちで逃げ腰だけど、反対にルイがストレートに感情表す健気っ子だったから良いバランスでした。頭にカサブランカ沢山咲いててお風呂大変そう! SSペーパーはルイ視点で過去の二人の出会い編と現在の幸せっぷり♪2018/09/17
もみち
2
【古本屋】未来、車は空を飛び料理はロボットがしてくれる。そして世界から花は枯れてしまった……。花の絶滅を回避するために、人間と花の遺伝子を融合させて、生まれたのが「花宿人」。花宿人は恋を知ると自身が持つ花を咲かせる。とまあ、お耽美な世界観。プラントから花宿人・ルイを攫った央(なかば。最後まで読み方覚えられなかった)はルイに惹かれるが、後ろめたさや臆病さからルイのことを遠ざけてしまうが……。ビジュアルは綺麗だけど、特別面白いというわけでもなし。2020/03/14
いちのせけい@鬼太郎にあえる街
0
絵師さん買い。初読み作家さん。人に花が咲いてるというのが、どうにもしっくりこなくて。2018/06/23
しゃぼん
0
自分の事情ばかりで逃げ癖のある攻で、この軟弱モンがぁ!と尻を叩きたくなってました。受は拒絶されまくった事をアッサリ許してたけど、本当にいいの?。でもアッサリ許さないとビビってまた逃げるのかも…。表紙や設定は素敵だったので、別キャラでシリーズが出るなら、買ってしまうかも。2018/07/04
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