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内容説明
平凡な大学生の七海は、就寝中、他人の気配を感じて目を覚ますと薄暗い部屋の中に、いるはずのない長身の男が立っていることに気づく。抵抗する余裕もなく七海たち一家はひと家のない見知らぬ別荘に連れ去られてしまう。一人目を覚ました七海に主犯格のその男はリムと名乗り、七海の父の研究データが目的だったが、顔を見られてしまったからにはタダでは返せない、家族共々助かりたかったらオレを楽しませろと脅してきて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
華緯
8
えと…これは感想書くの難しい…;;面白かったけど、七海のふわふわした頭の中と同じく(…これはPTSDによるものなのですが…)、“こちら側”のキャラが掴み所がなく同調できない。七海の家族のことは、冒頭からしっかりと書かれていたけど、リムもドクも現実味がなくて、七海じゃないけど、明日からいなくなっても不思議じゃない空気満載で、安心して読めない;;…唯一、叔父さんは七海のために動こうとしてくれているけど、最後の最後で七海の決断を受け入れられなかったようで、疎遠になっていく…って記述が複雑な読後感に拍車をかける。2017/03/12